縁の木通信(9月号 No.37)
ユニクロ浅草コラボ
新型コロナウイルスの感染の第七波が収まらない、というニュースが続く中ですが、高校野球や吹奏楽コンクール、盆踊りや阿波踊り、花火大会のニュースも聞かれるようになった夏。
各自治体や運営委員会のみなさまが試行錯誤し、新たな様式での夏の在り方を模索する中、縁の木も新しいコラボ開始です。
昨年惜しまれながら規模を縮小した「まるごとにっぽん」に入られたユニクロ浅草さんでのPOPUP開催です。縁の木の気まぐれドリップはもちろん、ZEROラボで扱っている愛媛県浜の会さんの濃縮還元しない濃厚みかんジュースをはじめ、おなじみのお菓子類に森のタンブラー、蔵前サステナブルビールをご紹介しました。同じ地域循環やごみ減を目指すプロジェクト仲間として、都市養蜂の鶯谷ハニーラボさんと、ダンボールガチャのぺパポンさんとの共同出店。十月以降も続きます。お楽しみに!
今月の味さがし探検隊
「どうせなら縁の木ならではのサブスクリプションを。」と去年から開始した定期便「味さがし探検隊」。
今月は焙煎違いをはっきりと楽しめるコーヒーを今月は五週目がありますので三種選びました。中南米、アジア、アフリカのそれぞれの個性をぜひお楽しみください。まずは東ティモールコカマウ。内戦や痛ましい事件の記憶も新しい地域ですが、珈琲豆は良質なものが現地の努力で育てられています。深煎りの香ばしい苦みはドリップでもエスプレッソでも美味しくカフェオレもお勧めです。
次にコンゴ。女性に厳しい差別が残る風土の中で、女性が自分らしく働き、お金を稼ぐ協同組合があります。女性たちが丹精込めた豆は一昨年はコレラの流行で輸入見合わせとなりましたが、また元気に戻ってきました。アフリカ独特のコクのある風味をハイローストでお楽しみください。
最終週はコロンビアです。小粒なグレードの標準品ながら、中南米らしい焙煎違いのはっきりとした味の差と、軽めの焙煎で覗く酸味、フルシティから始まるコク。それぞれの珈琲らしさをぜひご堪能ください。
下町そぞろめぐり
先月、台東区の地域力向上補助金に採択された地域活性化事業の第一弾として、来月一日より「下町そぞろスタンプラリー」を開催します。三十ヵ所のスタンプ設置店は多様性に満ちていて、飲食、古着、ワークショップ、薬局、教会、お寺などなど。地域をつなぎ、地域を知ってほしいと考えるメンバーが集まりました。企画の仕上げを頑張ります。
編集後記
台東区のアイディアソンに参加しました。テーマは中小企業振興と防災時の地域連携で、迷うことなく私が選んだのは地域防災。知的障害の次男坊と避難所に行けば迷惑をかけるだろう、という前提で在宅避難を決めている私にとって、介護を抱えた方や多忙なお仕事で「帰って寝るだけ」になっている方が有事の際にどう連携するか、は大切なこと。考える訓練として取り組んでいます。アイディアソンはオープンデータの活用が必須で、台東区が提供できるオープンデータを知ることにもつながりました。