愛すべきB級映画「トレマーズ」
1990年公開の本作。映画ファンは皆知っている、最高の映画です。
あらすじはこんな感じ
砂漠の田舎町のお話。人口は15人くらい?家がポツポツあって、今で言うコンビニ兼ダイナーみたいな店があるだけ、みたいな。(そういえば学校とか無いけど子供出てくるな、どうしてたんだ??)
そこで便利屋やってる若者2人がそこでの生活に嫌気がさして移住しようとする。
移住しようとした矢先に砂漠の鉄塔から降りれずに亡くなっている住民とか、なにやら異常な殺人がポコポコ起きるわけです。で、さらに町から出ようにも道が潰れていてどうしたもんか・・・・。ってなる話。
もちろんジャケットの通り、もぐらみたいな怪獣??(グラボイズって名前)の仕業で、まあてんやわんやするよ、っな感じ。
1990年の作品でもCGをバンバン使うような映画もありますが、こちらは低予算らしく、人形と血糊やらスライムメイン。おかげで現代の映画を見ている人からするとグロいシーンはほぼ無いので安心。
モグラ怪獣のスピード感を、怪獣目線のカメラワークで描くあたり、最高に上手いなあ、と思わせてくれます。
カメラワークだけで相当の情報量を詰め込んでますから、この辺りも憎いポイントですね。
勿論キャストも皆魅力的です。特に主人公の2人がアホな感じで(現代の陽キャとは違うんですが、適度にアホです)これがまた良い。若かりし頃のケビンベーコンが主人公の一人です。ケビンベーコンは本当に名作にもよく出ていますよねえ。
ストーリーなんかはよくある話だとは思いますが、脚本、キャスト、テンポなど全て完全にマッチした映画ですね。
で、この映画、そこそこ人気が出ちゃって続編やらテレビシリーズになっています。テレビシリーズは見ていませんが、映画の続編系には全て目を通しました。
これがまた見てらんないくらいの、気持ちいいくらいに駄作です。
トレマーズを愛する人たちならツッコミをいれながらも楽しめるかも、とは思います。個人的には2はゲラゲラ笑いながら見ましたが、3以降は記憶に1ミリも残っていません。
しかしなんでしょうねえ、CGだらけで映像はすごいけど、「時間を損した」って思う映画一杯ありますよね。それに比べたら(比べてなくても)超名作ですよこれ。
ちなみにガンマニア夫婦が銃の物量のみでモグラ怪獣と激戦するあたりがアタマの悪い感じで最高にクールです。