タイプ3の願い

 前回、最後に書いた部分の説明をします。

 タイプ3は、成功を求める人です。
 そして、たいていのタイプ3はそのために無理をしています。
 背伸びをしています。
 演技をしています。
 これはつらいことです。ですが、たいていのタイプ3はこれを無意識で行なっているので、あまり自覚していません。「動き続ける」。それが自分だと、とらえています。そして、この「動き続ける」ことの中に無理や背伸びや演技を無意識に組み込んでいます。

 そんなタイプ3には、願いがあります。
 「どうしようもなくダメな自分も含めて、全てを受け入れて欲しい」という願いです。

 タイプ3は、賞賛を集めるために無理をしています。そして、無理をしていない本当の自分には、もしかしたら価値が無いかもしれないと感じています。これは恐怖です。苦痛です。

 ですから、相手が好きになるとタイプ3は、相手の全てを受け入れることで、つまり、自分がして欲しいことをすることで、相手に好意を伝えようとします。

 だから、相手の『傷』をポジティブに変換したり、その『傷』を好きだと言ったりします。
 これは、無意識に自分がして欲しいことだからです。でも同時に自分からは言い出せないことでもあります。

 この好意は、性格タイプによっては伝わらないようです。
 例えば、ある性格タイプだと、「俺の『傷』にふれてきやがって」と相手を避ける場合があります。

 ちなみに、タイプ9は、こういったタイプ3の願いをかなえるタイプだったりします。
 タイプ9は、ひとりひとりと向き合って受け入れるタイプです。そういったコミュニケーションの取り方をします。これは、タイプ3にとっては、、、とくに傷付いたタイプ3にとっては、心を許せる相手となります。

 統合と分裂の関係ですね。

 ここまで書いていいのかな?と思いつつ書いちゃいました。

参考
【エニアグラム用語】統合と分裂』 
その他のエニアグラム用語が分からないかたはこちら

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