「世話を焼きたがる子ほど」の話で思ったこと
『日本語のわからない日本人』
https://anond.hatelabo.jp/20200705030158
に出て来る
の部分
エニアグラムのタイプ2を思い起こさせる記述だと思う。
エニアグラムのタイプ2は、『人を助ける人(ドン・リチャード・リソ)』『献身家(ヘレン・パーマー)』『援助者(レニー・バロン&エリザベス・ウエイゲル)』とも言われる性格タイプ。
私的解釈では『情をもってつなげる人』。
つなげる人たちは、つなげた後の手応えを求める。
情をもってつなげるタイプ2は、人につなげていって親切にした先に、その手応えとして感謝を求める。直接言わないまでも手応えを求めている。それがかなわないと不機嫌になる。全てのタイプ2がそうというわけではないが、知情意の情の人は、情によるコミュニケーションを求めている。
ここで、リソ&ハドソンのレベルを見てみたい。
レベル1~3が健全な状態、レベル4~6が通常の状態、レベル7~9が不健全な状態である。キーワードは任意で3個以内で選んだ。
レベル1「無条件で愛する」「心底から慈悲深い」
レベル2「面倒を見る」「無私無欲」「心温かい」
レベル3「献身的」「奉仕的」
レベル4「善意の」
レベル5「誰にも声をかける」「支配的」「典型的相互依存」
レベル6「恩着せがましい」「条件付きの愛」「不満たらたら・殉教者」
レベル7以降は割愛
エニアグラムにおいて、コミュニケーションは知情意の3つある。
知や意の人は、情のコミュニケーションが分からない。
これはお互いに理解が難しいところがある。
『自分のセンターの確認のしかたを お教えします』上級者向けですが・・
ちなみに、人に親切にする人はタイプ6にも多い。安心・安全・安定が大切なタイプ6は、他人に安心・安全・安定を提供することがある。この場合は、相手との間に安心・安全・安定な関係性が築ければタイプ6は満足なので、感謝を要求することは稀となる。
タイプ2とタイプ6はホーナイの三つ組みにおいて、追従型である。
となると、追従型には あとひとつ『完璧主義者』のタイプ1もいる。
そこでタイプ1も語っておこうと思う。
『完璧主義者』のタイプ1は「べき」の人なので、正しくあろうと親切にすることはあると思う。少なくとも人として後ろ指を指されるようなことはしたくない人である。
ちなみに、どのタイプであれ、親切だったりはする。もちろん状況においては、意地悪だったり、不親切だったりする。当人の精神状態が影響する。