アニメや漫画までもが「教養」となってきている私は、
つまり楽しみでは無く、義務的に見るようになってきている私は、
最近のアニメ全般よく分かっていませんが、
よく分かっていないまま無責任に書きます(つまり始めから責任から逃避して、無責任な文章を以下書きます)。
私は、アニメ監督の細田守氏をエニアグラムのタイプ6の性格だと見ています。
これは確定したものではありません。自信があって言っているわけではないということです。
文化庁メディア芸術祭というものがあって、
その受賞作展示会で当人が出てきていたことがあって、
それを見て感じた感想です。
当人の語りを「タイプ6っぽいなあ」と思いながらながめていました。
それが正しいか否かは、私よりファンのかたのほうが判断できると思っています。
なので、これ以上は書くつもりはありません。
一応簡単にタイプ6を説明しておくと、タイプ6は、サザエさんのマスオさんタイプとも言われる性格の人で、芸能人なら、私からは小堺一機さんがタイプ6に見える人です。
蛇足です。
文化庁メディア芸術祭。
今年で終わりだそうで(これには昨年から文化庁長官になった都倉俊一が関わっていそうだとう話も)、現在開催中の東京の作品展も、あと日曜(本日)と月曜のみとなってしまっています。
東京・お台場の日本科学未来館で10時から17時まで、入場無料だそうです。
もし行く人がいるなら、会場にはアンケート用紙があるはずなので、行って良かったと思ったら存続希望を書き入れてください。
あとはお台場・ガンダムと壊しかけの観覧車でも見て帰ってください。
文化庁メディア芸術祭は、知らない漫画を知る良い機会だったので、無くなることは残念です。
それで買ってみた漫画もあります。
体験型のメディアアートもあって、そういうものを知る機会でもありました。
海外作品や国内作品の難解さ(私が勝手にそう感じている)も、非日常な良い刺激でした。
作品展としては、2011年か2012年かに行ったときが強く印象に残っています。
朝日新聞夕刊連載の、しりあがり寿さんによる4コマ漫画「地球防衛家のヒトビト」が受賞していて、
壁に拡大された新聞の4コマ漫画が、周りの新聞の記事が分かる形で貼られていました。
2011年の震災の記事の中にある4コマ漫画は、当然のように、震災の影響を受けていました。
ある回では、「地球防衛という題もついているし、現地に行こう」と現地の様子を4コマで書いていました。車で現地を案内してもらって、始めは普通の街並みに「普通ですね」のような感想を言っていたのですが、3コマ目から何も無い風景に変わります。
翌日の4コマでしょうか、全部のコマで文字はひとつもありません。荒れ果てた姿を視点を変えて切り取った風景のみで漫画が終わっていました。作者の言葉が出ない気持ちが伝わってきました。
そのころに掲載された、しりあがりさんの漫画たちが周りの震災記事と響き合っていました。
これらが壁の一面にレイアウトを工夫しながら貼られていて、震災当時のあの気持ちがよみがえってきた思い出があります。
単なる4コマだけの羅列では無い、あの展示の見せ方自体がひとつの作品でもありました。
新聞か雑誌か何かのメディアかで、震災当時のしりあがり寿さんの漫画が話題になっているのは知っていました。ですが、なぜ話題になっているのか実感できないで情報として知っているだけでした。それが、展示が良かったおかげで、なぜ話題になっていたのか実感をともなった理解ができました。
ついでに書くと、近くに独立したブースがあったので、入ってみると、まどマギ(『魔法少女まどか☆マギカ』)のブースで、入ってここもゆっくり見ようと思ったのですが、私を見る係のお姉さんの目が冷たく感じたので、そそくさと出た思い出があります(ちなみに、このアニメは有名ですがまだ見ていないです)。もしかすると、係のかたは、クライマックスシーンをエンドレスで聞かされて、うんざりしていたのかも知れません。
私を細田守氏および数々の作品に出会わせてくれた文化庁メディア芸術祭が無くなるのはさみしいなと思いながら、蛇足のほうの文章を長々と書いてしまいました。
おわります。