エニアグラム知情意の意の人、偉人の行動への反応

以前読んだある本。読んでいると書き手がどうやらエニアグラムの『統率者』タイプ8を思わせる人でした。
その本を読んでいると、ある個所に「偉人映画を観ると『お前にここまでのことができるか?』と突き付けられているような気になる」と書いていて、
本を読みながら、私なら偉人映画を観てそのような感想を持つことはないな、という思いと、
『統率者』タイプ8なら、まあそういう感想を持つかも知れないな、という思いと、
まあそんな二つのことを思いながら本を読んだことがあります。

タイプ8・9・1は知情意の意の人たちです。

意の人たちは意志の人たちです。意志の結果としての具体的な行動、何をやったかを意識する人たちです。
8・9・1の内、「マイペース」な『怠け心の修道士』タイプ9は意の否定点なので、これを外して、残るタイプ8とタイプ1は、やはり行動に反応する人たちなのだな、と思ったのでした。

今回のタイプ8の話では、偉人の行動と自分を比べています。

ならばタイプ1の人はどうかと言えば、私の知人のタイプ1の話が参考になると思います。
あるとき知人が業界の慣習を愚痴っていたので、私が何気なく「アメリカ海軍の慣習を変えて称(たた)えられた男」の話をしたところ急に声が明るくなり「オレもそこまでしなくちゃいけないんだね」と同意を求めてきて少しばかり驚いたことがあります。私としてはそこまでは言っていないつもりでした。
それでこのやりとりから知人の中に、タイプ1の別名『改革する人(ドン・リチャード・リソ)』の面を見つけたことがあります。


今回はタイトルを「偉人の行動への反応」としています。
「反応」の対象に、「偉人」だけではなく「行動」を入れてみました。
この「行動」に反応する人を見ると、私はエニアグラムのタイプ1やタイプ8を候補に入れてしまうのです。

あなたは行動を意識する人でしょうか?
そういうことを少し意識してみるのもよいかと思います。



蛇足
エニアグラム『統合と分裂』で見ると、

タイプ1を統合の方向に持っているのが『芸術家』『夢想家』タイプ4、
タイプ8を統合の方向に持っているのが『思考者』『傍観者』タイプ5、
なんですよね。
この両者の統合へのカギは「行動すること」「動くこと」だとも言えそうです。

(本を書きますと言い続ける、やるやる詐欺をやっている私にとっては、行動はハードルであったりします)

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