エニアグラムのセンターによって求めるものが違うという話
エニアグラムには、知情意のセンターがあり、
このセンターによって求めるものが違います。
知は、情報や考えを求めます。答えを探すのもこれに入ります。
情は、好意や同情を求めます。
意は、具体的なものを求めます。
意については、過去に書いてますので、ぜひ読んでみてください。
『同情するなら金をくれ!(ガッツセンターの話)』
『西島秀俊と 欽ちゃんとの共通点(ガッツセンターの話)』
知情意にはそれぞれ幅があるので、これだけではありませんが、今回の説明で何となく傾向は分かると思います。
よく、
「私が相談するときは、私の気持ちに寄り添って聞いて欲しいだけなのに・・・、
“それはこうすればいいんじゃないかな”って答えを聞きたいのでは無くて、話を聞いて欲しいだけなのに・・・、」
なんて話がありますが、
それは、相談している人が情の人で、相談を受けている人が知の人だから起きている可能性があります。
ただ、相談を受けている人が情のタイプ3ならば、話が少し変わってきて、タイプ3はマイナスイメージに触れているのが嫌いなので、それを避けようとして、「はい、論破」という形でサッサと話を終わらせようとすることがあるかも知れません。
私の解釈では、イメージも『情』、つまり「心」に関係するものとしてあつかうので、マイナスイメージを嫌うタイプ3もたしかに情の人なのですが、こういうときのタイプ3は頭を使っている知に見える可能性があります。
表面に見えるものが違って見える場合もあるのがエニアグラムの難しいところです。
これは過去に書いた
『エニアグラムにおいての、「相似」と「相同」』
と似たような話となります。
ちなみにタイプ3は『賞賛や成功を求める人』で、
『地位探求者(ドン・リチャード・リソ)』『達成者(レニー・バロン&エリザベス・ウエイゲル)』とも言われる性格タイプです。
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今回は、センターによって求めるものが違うという話でした。
これを読んだあなたは、知情意のどれを求めているでしょうか?
これを機会に意識してみると良いと思います。
※ 知情意という言葉を使った場合、「知情意のエニアグラム」でまとめていきます。
参考
上級者向けではありますが、
『自分のセンターの確認のしかたを お教えします』