障害者雇用の面接は答え方で失敗する!?正しい答え方と間違った答え方。
1)障害者雇用の面接は配慮事項で命運が分かれる
みんさんこんにちは!
エンカレッジの福井です。
さて、本日は障害者雇用の面接における注意点をお伝えしていきたいと思います。
突然ですがみなさん、面接は正直に答えることが大切と思っていませんか?
え、思っているって?
あーー......それはもう大変なことになりますね。
下手をしたら1つも内定がもらえないまま就活が終了、なんてことにもなりかねないと思います。
本気で考え直した方がいいと思います。
そんなこと、もちろんわかっているわ!って方も、障害者雇用の面接では注意するべきポイントがいくつもあります。
そこで今回、こちらの記事ではその面接で注意するべき点をお伝えしながら、面接での正しい答え方と間違った答え方の解説をしていきます。
ぜひ、最後まで読んでくださいね!
2)配慮事項を正直に答えるよりも大切なこと
障害者雇用の面接で聞かれることは、一般的な面接と同じ部分も多くあります。
✅学生時代のこと
✅自己PR
✅強みや弱み
✅今後のやりたいこと
✅志望動機
などですね。
これらはもちろん、基本として聞かれます。
これらのことの対策は、Google先生に「就活 面接 対策」などと聞いていただければパーソルさんやリクルートさんが懇切丁寧に教えてくれるので、ここで解説はしません。
これらの会社さんが質の高い記事を書いていますので、そちらを見てみてくださいね。
今回お伝えすることは、障害者雇用における「配慮事項」について
障害者雇用では、上記のような質問に加えて必ず「配慮事項」が聞かれます。
しかしながら、この配慮事項を正直に答えてしまってはいけません!
企業に合わせて、企業の配慮可能な範囲で伝えるのが大切です!
(もちろん、無理して嘘をついてしまってはダメです。全てをさらけ出す必要はないと言うことです)
何から何まで答えてしまったら、企業が『その配慮は私たちには無理だなぁ,,,,,』となってしまいます。
せっかく夜なべしてESを書いたり、友達やキャリアセンターの人と面接練習をした涙ぐましい努力が、全て失われてしまいます。
3)会社はどんな人に入社して欲しいと思うのか
では、どんな風に配慮事項を伝えればいいのか。
わからないですよね。
だって、周りに障害者雇用で就職している先輩なんていないですもんね。
キャリアセンターの人だって、そこまで詳しくない可能性があります。
大丈夫です。そんなときのために、私がいるのです。
ちなみに私は、発達障害があって転職サポートとして働いているキャリアのプロフェッショナル(自分でプロとか言ってごめんなさい)です。
企業目線でどのような人が内定を得やすいのか、考えてみましょう。
-企業目線
企業目線とは言っても、面接を行うのは人です。
人事や役員の人が採用や面接通過を決めることになります。
その人たちが最も意識していることは『早期退職をしないかどうか』です。
企業は活躍、社会貢献、ビジョン、などと綺麗事を言っていますが、実際のところは早期退職が最も怖いところなのです。
配慮事項での要求レベルが高すぎて、明らかに会社では対応できそうになければ、あなたは『最も早くにやめそうな人』と思われてしまいます。
そりゃそうですよね。
だって、環境的に合わない場所で毎日仕事を続けるって、ストレスでしかないですから。
そんな場所に毎日通い続けるなんて、修行をする修行僧と同じくらいにつらい.........いや、もしくはそれ以上に辛いはずです。
人事の人たちは基本的に、嘘を見抜くことが出来ません。
『私はこれまで2,000人を見てきたから、人を見抜く目はある』
なんていう人はペテン師です。嘘っぱちです。1mmも信用する必要はありません。
しかしながら、『どんな人がやめそうか?』という傾向は知っています。
明らかに自分の会社に環境が合わなそうな人が、すぐに退職するということは知っているのです。
だから、そういう雰囲気を出さないことが大切です。
4)どんなに優れた人で合っても、弱点があれば落とされる
そうなんです。
ハリウッドスターで字が読めず、台本の内容を理解できなくても圧倒的な努力でカバーする俳優さんが活躍するのは、海外です。(トムクルーズのこと)
ここ日本の世界では圧倒的な強みや才能よりも、圧倒的にミスをしないことが求められます。
スーパースターよりも、平均的な人なのです。
数学で100点を取れても、国語が20点ならダメ、という考え方の社会が日本です。
特に、会社や組織などはその色がさらに強いです。
失敗しないことが大事、事なかれ主義の日本です。
ミスや危ないことを嫌う人が多い日本です。
だから、『障害によって適応不可能』ということを自分から一生懸命アピールすることは、『自分は会社に入ったらトラブルを起こします!』と伝えているようなものなのです。
5)それでは、伝え方は?
と、ここまで正直に伝えないことを大切とお伝えしてきましたが、じゃあどのように伝えればいいのか、というところですよね。
伝え方としては、相手を不安にさせない伝え方を心がけてください。
悪い伝え方
・強迫性障害で何度も確認する癖があって、不安になってストレスがかかりやすいです。そのため、たまに当日欠勤などをしてしまうことがあります。
・聴覚障害があり聞き取れないことがよくあります。私に話す時は常に大きな声で話していただけないと、意思疎通ができません。
・発達障害で空気が読めません。会議やみなさんとお話しする際に、趣旨とは外れた話をしてしまうかもしれませんが、配慮してください。
いかがでしょうか?
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さて、それらは一旦置いておいて。
では、これらを良い伝え方に変えていきますね。
良い伝え方
・強迫性障害で何度も確認する癖があって、不安になってストレスがかかりやすいです。そのため、大事なことは確認をお願させてください。
・聴覚障害があり聞き取れないことがよくあります。聞き返してしまうことや、文字でお聞きすることもあるかもしれません。
・発達障害で空気が読めません。お話の中で、話の主旨や目的を確認させていただくことがあるかもしれません。
いかがですか?
最初の内容に比べて、『それなら配慮できそうかも』という感じがしますよね。
この『配慮できそう』という感覚がすごく大切です。
障害って聞くと重く聞こえますが、重く捉えさせたら負けなのです。
お涙頂戴は就活では1mmも役には立ちません。
『それぐらいの配慮なら大丈夫だよ!』って思ってもらえたら勝ちなのです。
家族や友人とのコミュニケーションと緒ですね!
『遊びに行く約束をしていて、最近体調悪いからその場合は前日に相談させてね!』と伝えておく場合と、当日にいきなり体調悪いから今日はキャンセルでと言われるのは違います。
言い方や伝え方次第で、できそうな感じを出すことが、とても大切です。
6)最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました!
この記事を読んで、
✅ 障害者雇用についてもっと学びたい
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