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➁猫の暮らしー9.猫と防災

こんにちは。2匹の愛猫と暮らす中で、猫のことをより深く理解したいとねこ検定を受けることにしました。
今回は「猫と防災」についてです。
これは常に考えなければと思いつつ後回しにしてしまっていた(自分の防災も含め)なのでこれを機に真剣に考えております・・・🐈


🔷災害時の猫の行動

猫は環境の変化が苦手です。
そのため地震の場合はパニック状態になる猫は少なくありません。
災害時に猫が起こしやすいパニック行動がどんなものがあるか事前にしっておくことで、冷静になって愛猫を落ち着かせることができます。

🔵想定される猫の行動

警戒すべきことが起こった時、猫は狭くて暗い場所に入って不安な気持ちを落ち着かせようとします。
家の中で隠れがちな場所は、ベッドやソファの下、押し入れやクローゼットの中、カーテンの後ろ、テレビの裏などです。
無理に引っ張り出そうとすれば攻撃してくることもあるので、自分からでてくるのを待ちましょう。
普段から隠れる場所を把握しておきましょう。
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不安や恐怖を感じると、普段よりも大きくて高い声で鳴き続けることがあります。
単調なトーンで繰り返し鳴くのが特徴で、声を掛けても聞く耳を持たずに鳴き続けます。
近づいても逃げ出さず抱っこが出来そうなときには抱いて落ち着かせます。
キャリーバッグや段ボール箱など狭くて落ち着ける空間に入れて、上からバスタオルなどをかけて暗くすると安心して鳴きやむこともあります。
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飼い主にまとわりついて離れなくなったり、後をついて回ったりして、急に甘えるようになることもあります。
強い不安を感じ、飼い主のそばにいることで安心感を得ようとしているのです。
不安な気持ちが収まるまで、抱っこして身体をなでたり、声をかけたりしてスキンシップを図りましょう。
スリングに入れて一緒に過ごすと、身体が密着するので猫も安心するようです。
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身体を弓なりにして毛を逆立てます。
ビクビクして、小さな物音でも驚いて飛び上がったり、震えが止まらなくなったりします。
もっと強い恐怖を感じるとウーッと低い声で唸ったり、フーッシャーッという声を上げたりして威嚇することがあります。
これは近づかないでというサイン、不用意に近づくと攻撃されることもあるので目を合わせずに落ち着くまで待ちましょう。
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部屋を縦横無尽に走り回ったり、高いところへの上り下りを繰り返したりして暴れまわります。
カーペットや床に踏ん張って、爪が折れたり抜けたりすることも。
暴れている時、猫は周りが見えていないので無理に止めようとせず、興奮が収まるまでは静かに様子を伺いましょう。
落ち着いたら声を掛けます。
けがをしていないかも確認しましょう。
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🔷発生時の状況(地震)

🔵自宅で猫と一緒に被災した場合

🐱猫と一緒に「同行避難」
環境省や自治体では、動物愛護の観点だけでなく、被災者の心のケアや置き去りになったペットの野生化を防ぐ公衆衛生の観点からもペットと一緒に避難場所に避難する「同行避難」を推奨しています。
避難所での周囲への迷惑で躊躇することなく、まずは猫をキャリーバッグに入れ、安全な場所まで一緒に避難してください。

🔵猫は自宅、飼い主は外出先で被災した場合

🐱猫とはぐれたら
帰宅後、揺れで家の窓やドアが開いていて、家中探してもどうしても姿が見当たらない時には、家の外に出てしまっている可能性があります。
室内飼育の猫が外に出た場合、それほど遠くに移動せず、多くの場合家の周辺にいます。
猫の名前を呼びながら、縁の下や車の下、植え込みや茂みの中、屋根の上など上下左右、立体的に探します。
万が一の事態に備えて、マイクロチップの装着と登録を。

🔷さまざまな避難の形態

🔵避難の流れ

🐱猫だけ在宅避難という選択も
倒壊の危険はないものの、ライフラインが停止するなどして自宅での生活が難しい場合は、飼い主だけ避難所に避難し、猫を家に残して世話に通うという選択肢も。
同行避難が原則ですが、頻繁に猫の世話に戻れる状況ならば、避難所に連れていくよりも猫のストレスは減らせます。
また、人間も在宅避難する場合は「避難所登録」はしておくと支援物資を受け取れます。

🔷避難所での猫との生活

🔵「別居型」と「同居型」

環境省の『人とペットの災害対策ガイドライン』によると「同行避難」とは「ペットとおもに移動を伴う避難行動をすること」とあります。
地域の指定避難所でペットを受け入れるかどうかは避難所ごとの判断にゆだねられているのが実情です。
避難所で受け入れる場合はすみわけや導線が重要です。
人の避難所とは別にペットスペースを設ける「別居型」と、一般の避難者とペット連れ避難者でエリアをわけた上で飼い主とペットが一緒に過ごす「同居型」があります。
現状は「別居型」が一般的です。

※ホリスティック獣医Saraさんがガイドラインからポイントを説明されていました↓

ペットスペースに向いている場所
●炊き出しや車両の出入りの妨げにならない
●雨風を避けられ、直射日光が当たらない
●掃除しやすい
●一時的にリードをつなぐ柱やフェンスがある
●部外者や子供の出入りの制限ができる

🔵別居型ペット避難所運営の流れ

猫の飼育スペース
他の猫と接近しないようにゲージ同士はなるべく距離をあけます。

🐱自助・共助・公助、飼い主の連携が大事
避難所には猫嫌いや動物アレルギーの人もいます。
飼い主のマナー違反が「やはりペットはダメ」という受け入れ拒否につながることにもなりかねないので、常に気を配りましょう。
自分で自分を守る「自助」、コミュニティで助け合う「共助」、行政機関による援助や支援「公助」の連動が重要です。
「飼い主の会」を発足し、役割分担を決めて円滑に運営し支え合って災害を乗り越えましょう。

<次回>


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