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③猫の歴史ー2.猫の品種地図
こんにちは。2匹の愛猫と暮らす中で、猫のことをより深く理解したいとねこ検定を受けることにしました。
今回は「猫の品種地図」についてです。
どこでどの品種が生まれたのか、どのように認められるのかを解説します。
※猫の画像はすべて「ねこのきもち 猫図鑑」からお借りしています。
🔷発生国別猫品種
前回代表的な純血種についていくつかご紹介しました。
今回は世界地図でマッピングしました。
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🔵純血種を構成に伝える管理団体
世界各地に現れた美しい猫たち。
彼らをこの日本でも愛でることができるのは、キャットクラブと呼ばれる猫愛好家たちの努力によります。
1871年イギリスで世界で初めての正式な「キャットショー」が開催され、猫種についてのスタンダード(審査基準)が決められました。
これを機に猫の血統が後世に受け継がれることになりました。
現在、純血種の管理団体は大小いくつも存在しているが、公認されていない品種や毛色など、団体ごとに規定が多少異なっています。
世界的規模の管理団体「CFA」や「TICA」などで発行される血統書には基本的な情報以外にも両親や祖先のショーの受賞歴までも記載され、由緒正しき猫種の証しとなっている。
インターネットの発達で個人と猫品種との出会いが容易になった今、血統書と管理団体の存在がますますに重要となっています。
🔷主な猫公認団体
🔵CFA (THE CAT FANCIERS' ASSOCIATION, INC.)
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1906年創立の世界最大の登録団体。米国、カナダ、南米、ヨーロッパ、日本などの全世界に支部を構える。
健康促進を目指して品種改良により遺伝的な欠陥を排除。
純粋な血統を重んじ、猫の品種やカラーなどの審査基準が厳しい。
🔵FIFe(FEDERATION INTERNATIONALE FELINE.)
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1949年創立、パリで初めてキャットショーを開催。
フランスから始まりヨーロッパの多くの国のクラブが参加する欧州最大の猫血統登録団体。
現在は南米、アジアにも会員が広がる。
🔵TICA(The International Cat Association)
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1979年に創立された純血種および家庭猫(ハウスホールドペットキャット)の世界最大の血統登録機関。
北米を拠点にした自由度の高い団体で、新種の認定に積極的で実験的な試みをする。
日本に支部がある。
🔵GCCF(Governing Council of the Cat Fancy)
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1910年創立のイギリスを代表する猫血統登録団体。
毎年11月に大規模なキャットショーを開催。
多くの血統猫を登録しており、南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリアに支部がある。