
我が子がASDと診断されたとき
我が子が誕生してから
2019年3月に待望の我が子が誕生しました。さこ(仮名)という女の子です。
0歳の時は、比較的成長が早く、支援センターに遊びに連れて行っても、寝返り、ハイハイ、お座り、歩き始めと、さこより成長が早い子はいませんでした。
目も合うし、カメラを向けるとにっこり笑顔も見せてくれ、笑顔の写真もたくさんあります。
自閉症だと疑うことは全くありませんでした。
1歳になって、少し、あれ?と思いました。
発達障がいかもしれないと初めて感じたのは、支援センターに遊びに行った時のこと。
みんなが先生の周りに集まって話を聞いている時、うちの子だけ、滑り台で遊んでいました。
私は和からはみ出している我が子に違和感を感じ、私もどことなく疎外感を感じたのでした。
まだ1歳だから・・・周りにはそう言われ、自分もそう思っていました。
2歳になって、さこに育てにくさを感じるようになりました。
話しかけても反応が薄く、多動が目立つようになりました。
周りの2歳の子を見ていると、おしゃべりをしている子もいるのに、うちの子はなかなか会話ができないなと思っていました。
単語は話すし、絵本を読むと集中して聞いているし、歌も歌える。
でも、会話のやりとり、つまりコミュニケーションが取れている気がしなかったのです。
3歳になって、年少になりました。
同じ園のお友達が普通に会話しているのを見て、やっぱりおかしいかもしれないと、私もいよいよ動き始めました。
この子は自閉症(ASD)かもしれない・・・と検索魔になっていた私
この子は発達障がいかもしれない・・・と心の中で気になりながら、自分の中で確信になっていっていました。
「言葉が遅い」と何度も何度も検索してしまっていました。
出てくるのは、「自閉症」。
特性をみていると全てが当てはまっているわけではない。
やっぱり違うかもしれない。と心のどこかで望んでいたのです。
自閉症(ASD)と診断された日
3歳で療育に通わせ始め、診察を受けるか聞かれました。
私は、モヤモヤしていたのではっきり診てもらいたかった。
でも、自閉症と診断されるのは怖かった。
でも、もしそうなら、やっぱり周りに理解してもらわないとこの子が困ってしまう。
そんな感情が渦巻いて、診察を受ける決心をしました。
4歳になってすぐでした。
「特性出てますね。自閉スペクトラム症です。」
と言われました。
わかっていたものの、やっぱりすごく落ち込みました。
何でだろう・・・何でこの子は自閉症なんだろう・・・
そう思いました。
しばらく落ち込んで前を向けませんでした。
ここから、私の発達支援の道が始まります。