兄が地雷を踏んでくれた 2
口座のカードは止めたので引き落としは不可能。
なので、お金が無ければ帰宅するはずだが次の日になっても帰らない兄。
帰れないでいるのか、帰らないのか。
そんな状況で、私は警察に出向いた。
地域課の女性が対応してくれて、途中から男性の刑事も。結論から言うと、警察ではやはり「厳重注意」までしか出来ないとの事。
情けない話、親はもちろん、周りに居る人間はみんな舐めてかかってる兄。もしかしたら、警察が注意しても身に入らない気がするが…
刑事の方の提案。
兄が舐めてかかれない私の旦那を挟めて、家族で話し合ったらどうかと。兄が帰宅後に、いきなり警察が注意に現れたら私が逆恨みを受ける可能性が。と言うのだが。
今まで随分と家族同士話してきたのに、話がまず通じない。理解する以前に、聞かれた事に対しての答えじゃなかったりする。親も兄も、話が成立しないことは私は分かっている。
旦那に刑事さんに言われたとして、「家族の間に挟まって話合いする事を勧められた」と伝えたが、やはり話が通じない、成立しない相手と最初から認識しているので了承しなかった。
どう考えたって話が通じないとなれば
力で、分からせるとか言い始めたので私も頼めない。もしかしたら、兄にとりあえず話合いを、と言っても逃げるだろう。(もしくは逆ギレ?)
そして、父がどう考えているか。
今後、兄に対してどう接するのか。
父名義の口座が被害に遭ってるわけで
父がどうしたいのかが先の様だ。
それはそうだ。
父が今までのように「事なかれ」で済まし相変わらず無職の息子を養うのか。兄に財産…と言っても少額だが、それでもあるだけ使わせ親子共々、落ちるところへ落ちるつもりか。それで納得するのが父の考えなら、私は今度こそ全てが終わりだと思って、その通り動くだろう。
まずは、父の考えを聞く。
市役所に相談も、と言われた。
兄がもしかしたら、性格か何かしら精神的な病気があるのではと疑っている事も話したから。
元々、兄と「疎遠になるための」相談は市役所にしようと考えていたけれど。兄の精神的な所を相談するとなると話は別だ。
確かに、他のお年寄りにくらべて口座の中身なんて微々たるものだ。それは、親達も今まで自力でなんとかする、と言った努力が足りなかったりお金に対する認識が甘いという事もある。
刑事さん達に話した事で多少の心強さは出来たけど、無くなったお金への喪失感は半端なかった。
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