同じ土地に通い続けること
ノルウェーに向かう飛行機の中です。なんと人生6度目のノルウェー。こんなに何度も来ることになるとは想像もしていなかった国だけれど、ノルウェーの友人たちも、わたしの度重なる滞在にそろそろ驚かなくなってきたことでしょう。
今回の滞在は2週間ちょっと。
わたしは臆病なので、せっかく日本での色々な楽しいことを断って来ているのに何も得られなかったらどうしよう、、とか、迷子になったらどうしよう、、とか、いつも出国前はとても落ち込んでしまいます。なので、3度めからは必ず滞在中に日記をつけることにしています。日記をみると、毎回たくさんの曲を覚えて、コンサートに行って、音楽のことだけを考えていることがわかって少し安心します。そして、いつも素敵な景色をみながらコーヒーを飲んでいることを思い出して、ちょっとだけ楽しみになります。
わたしが毎年ノルウェーに来る理由は、ひとつはノルウェーの民俗音楽を体の中に定着させるため、そしてもうひとつは、心を普通に戻すため、です。東京は忙しい街だから。
もしかしたら、今回がコンスタントに来る機会としては最後かな、と思っています。というのは、これまで来ていたふたつの理由が、ある程度解決されてきたように感じているからです。だから今回、しっかりやりきってこれたらいいな。
まずは週末に出演するコンサートの準備に集中します。
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というここまでが飛行機の中で書いた日記。一日ノルウェーで過ごしたらまったく別の心境になってしまったので、そのことはきっとまた書きます。