見出し画像

すずめの戸締まりを見てきたが踏まれフェチにとって神作だった件(ネタバレ有り)

語るに必要な登場人物

※ネタバレ少し含みます













●鈴芽(主人公)
 JK、行儀悪め。怖いもの知らずで気が強い。
●草太
 イケメン大学生。道ですれ違って鈴芽ちゃんに一目惚れされる。
●子供の椅子
 鈴芽が幼い頃に、母親から貰った手作りの椅子。

登場人物はもっといますが、今回はこの3人で済ましたいと思います。
ストーリを超簡潔に話すと、地震を食い止めるために鈴芽ちゃんが全国を旅するお話です。
物語序盤、草太は呪いをかけられて子供の椅子にされてしまいます。
そして終盤までずっと椅子の姿のままで鈴芽ちゃんと旅をしますw

そもそも草太が椅子にされてしまった瞬間、私は期待してしまった訳です。
鈴芽ちゃん椅子踏んでくれないかなあ〜〜…!!と。

結果は大きく期待を上回りました…

鈴芽ちゃんが優くてドSすぎる子だった

鈴芽は長い旅の中で、沢山の人と出会い、その人たちに助けられます。
鈴芽の日常は問題ないですが、草太は椅子の姿ままなので、鈴芽相手にしか話をすることができません。
何かあっても一般人の前では動けず、椅子のフリをする必要がありました。
鈴芽が出会った人たちと会食するシーンがあるのですが、その時も草太は椅子のフリをして動くことができませんでした。
草太の孤独感を悟ったのか、鈴芽は食事中に急に席を立ち、椅子である草太を持ち上げます。
そして椅子を特定の場所に持って行き、その椅子の姿をした草太に座ってしまいますww
(さっきまで普通の椅子に座っていたのにわざわざ草太の許可もなく座ります)
その直後、鈴芽は椅子の方を見てニヤッと微笑みました。
この表情が本当に最高で、意地悪な大人の顔をしていました…!
この地点で私のレビューは☆5が確定しましたw

お待ちかねの踏みシーン

とある資料を見に行くために、鈴芽は草太の家に向かいます。
家に着くと草太は、棚の上の箱を取って欲しいと鈴芽に頼みます。
(椅子の姿なので自由に動けない)
しかし鈴芽からしても、その箱は少し高いところにありました…

私はこれ以上ない必要条件が揃ったと、喜びのあまり泣きそうになりました。

鈴芽はまたしても草太の許可も無く、当然のように椅子の姿をした草太を両足で踏みつけてしまいましたw

そしてこれだけでは終わらず、しばらく草太の椅子に踏み乗った後
「乗ってもいい?」と聞くドS発言ww
それには草太も「乗る前に聞いてくれ」とつっこんでいました。

もう新海誠は我々と同じ癖を持っていて、このシチュエーションを描きたいがためにこの映画を作ったのではないかとさえ思いました。

スポーツカーすら踏みつける

鈴芽は草太の男友達である芹沢にも助けてもらうのですが、その芹沢の扱いがかなり雑でしたw
芹沢はスポーツカーを所有しているのですが、鈴芽の力になると言い出し車で送ろうとします。
しかしその時、芹沢を悪い彼氏と勘違いした鈴芽のおばさんが、鈴芽を強引に家に引き戻そうとします。
鈴芽は急いで芹沢に車を出すように指示し、車に乗り込むのですが、流石は我らが鈴芽ちゃん。
おばさんから逃げるため、急いで土足のまま、ドアの上部を踏みつけて車に乗り込みましたw

もうどれだけ私の癖を満たしてくれるんだと。
椅子踏みシーンでお腹いっぱいだったのに、その後にまだこんなシーンがあるとは思いもよりませんでした。
芹沢の車は少しボロでしたが、見た目は立派な高級車です。
そんなスポーツカーをも、躊躇いも無く土足で踏みつけてしまう鈴芽ちゃんは、本当に最高でした。

映画自体も素晴らしい

作画は言うまでもなく神作画。
ストーリーも刺さる人には刺さると思います。
そもそもこんな癖を満たしてくれる映画とは知らなかったので、衝撃的でした。
上映して4ヶ月経とうとしているので、そろそろ上映が終了してしまいそうですが、これを読んでる人には是非見て欲しい作品です。

単なる踏みつけシーンより、そのバックにあるストーリーやキャラクター設定が『踏みつけ』という行為を何倍にも素晴らしいものにしてくれることを、改めて感じさせられました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?