CIP-1694(Cardanoブロックチェーン)に参加する5つの方法
Cardanoのオンチェーンガバナンスを議論するエディンバラのCIP-1694ワークショップの第1サイクルが終了しました。CIP-1694の議論は地球上のすべての大陸で行われ、この最初のラウンドは大成功に終わりました。
https://docs.google.com/document/d/10_ED6d_Of7ZqTrPIm-C_mAcG0pw0oyTNXmNO4fZm5qA/edit?usp=drive_link (これがnoteに掲載されてからそのリンクをここに貼ります)
https://note.com/emurgo/n/n7eca4e9d4260
多くコミュニティが参加し、フィードバックが寄せられました。これは、Cardanoコミュニティの強さと、将来持続可能なカルダノネットワークを持つためにVoltaire時代を成功させることに皆さんがどれだけ真剣に取り組んでいるかを示しています。
しかし、やらなければいけないことはまだあります。CIP-1694の第1ラウンドが終わったからといって、コミュニティ・ガバナンスの議論と討論のプロセスが終わったわけではありません。私たちはVoltaireの立ち上げの第一歩を踏み出したばかりであり、Cardanoブロックチェーンのコミュニティ・ガバナンスのための議論を続け、強固な基盤を形成するために、これから多くの課題が待ち受けています。
https://www.emurgo.io/press-news/what-you-need-to-know-about-cardano-voltaire-era/
そこで、CIP-1694のディスカッションに参加し続けるための最善方法は何かを検討します。
Cardanoのガバナンス議論に積極的に参加する5つの最善方法
CIP-1694公式GitHub
まずは、CIP-1694のGitHubリポジトリから始めましょう。ガバナンスの議論が始まって以来、議論の中心となっています。設計の現状に関する最新の情報が含まれています。
このリポジトリには、現在の設計に関するほとんどの情報が含まれています。第一に、3つの統治機関(定款委員会、代議員会、SPO)の最新の説明が掲載されています。
GitHub https://github.com/JaredCorduan/CIPs/tree/voltaire-v1/CIP-1694
第二に、ガバナンスのためのインフラがどのように形成されているかについての技術的な議論が行われている場所でもあります。ここには、各統治機関が機能するために必要となるさまざまな暗号証明書や委任スキームに関する情報が掲載されています。
最後に、Catalyst Swarmは公式GitHubリポジトリに基づくアグリゲーター・ウェブサイトを立ち上げ、ほとんどの主要言語に翻訳された情報を見ることができます。これがそのサイトへのリンク(https://www.1694.io/)です。
議論に参加するには、GitHubのコメントシステム (https://github.com/cardano-foundation/CIPs/pull/380) を使う必要があります。CIP-1694リポジトリのコメント欄が、議論が行われている場所です。GitHubはプロフィールのない人の書き込みを禁止しており、議論に参加するにはGitHubのアカウントが必要になります。
議論は時に、より技術的な話題になりがちです。ほとんどのプログラマーは他のプラットフォームよりもGitHubを使うため、コメントの多くは技術的なものになるでしょう。GitHubリポジトリが他の分野をリードしていることもあり、GitHubリポジトリで起こっていることをフォローすることはとても重要です。
2. Cardano財団フォーラム
もう一つの素晴らしい選択肢は、CIP-1694フォーラム (https://www.emurgo.io/press-news/the-basics-of-cip-1694/)です。このスペースはCardano財団によって管理されており、Cardanoコミュニティの集いの場となっています。そこではネットワークに関する多くのトピックがあり、最も人気なのはCIP-1694に関する議論です。
このトピックのサブフォーラムは「ガバナンス」(https://forum.cardano.org/tag/governance) カテゴリーになります。そこでは、異なる言語での議論もあり、ガバナンスに関連するすべての議論を対象としているため、CIP-1694のトピックを超えることもあります。
議論のトーンや形態はよりリラックスしています。多くの人がCIP-1694の議論の大まかな側面について議論するためにフォーラムを利用する傾向があり、そのため、技術者ではない人たちにとってはよりフレンドリーな場となります。
フォーラムでのコミュニティ間の議論は、Voltaireの将来に直接影響を与えるものではありません。フォーラムは、オープンにアイデアを共有する自由な場として意図されており、GitHubリポジトリのように厳密に監視されることはありません。
3. Cardanoタウンホール
Cardanoコミュニティは、世界のすべての地域でそれぞれタウンホールを主催しています。このタウンホールは、Cardanoネットワークの3つの創設団体のいずれとも公式には関係なく、コミュニティのメンバーによって組織され、維持されています。
それでも、タウンホールは討論、ネットワーキング、コラボレーションなどの重要な場となっています。タウンホールは、同じような文化的背景を持つ人たちとCardanoについて話し合うことができ、自分の住んでいる場所に近いミーティングポイントとして機能しています。
各タウンホールにはCIP-1694について議論する場所があります。場合によっては、これらのタウンホールではDiscordを使って、CIP-1694専用のチャンネルを見つけることができる非同期の会話をします。また、タウンホールはZoomを使って、特定の日程でミーティングを行い、CIP-1694のための特別な部屋を用意することもあります。
タウンホールは公式にはCardanoネットワークの一部ではありませんが、コミュニティの重要な拠点です。CIP-1694の議論に参加し、自分の地域に近い人たちと分かち合いたい人には、最適な場所です。
「CardanoブロックチェーンのCIP-1694とは何か?」続きを読みたい方はこちら:
https://www.emurgo.io/press-news/the-basics-of-cip-1694/
4. IOGのテクニカルDiscord
IOGの公式DiscordサーバーもCIP-1694について議論する場所です。専用のVoltaireチャンネルや、CIP-1694ワークショップのスレッドがあり、ワークショップを開催したり参加したりした経験について話すことができます。
Discordには、Cardanoの技術コミュニティに深く関わっている人たちが集まります。そのため、当初は非技術者のための場所には見えませんが、Voltaireセクションのコメントを読むと、技術的なことよりもむしろ一般的なことが分かります。
Discordの参加者はCardano財団フォーラムよりも少ないですが、それはプラスに働くこともあります。議論は小規模になる傾向があるので、フォローしやすくなります。
5. 次回のCIP-1694ワークショップ
最後に、紹介するのはCIP-1694ワークショップです。第一ラウンドは終了しましたが、二度とワークショップが開催されないわけではありません。これまで述べてきましたが、私たちはガバナンスの議論の始まりにいるということです。
エジンバラでのワークショップが終了し、第一ラウンドのフィードバックと結論が集まれば、その情報をもとに次のラウンドのワークショップが開始されます。これらのワークショップは、対面でにもネット上でも世界中で開催されます。
初回に参加できなかった人は、第二ラウンドの開催発表を見逃さないようにしましょう。ワークショップに参加するだけでなく、それを企画することも可能になります。この機会に最新のCIP-1694の議論を学び、次回はあなたの地元でワークショップを主宰することができるのです。
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本記事はEMMURGOウェブサイトの翻訳記事となります。https://www.emurgo.io/press-news/5-ways-to-participate-in-cip-1694-cardano-blockchain/
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