”推しの幸せ”について考えてみる
昨日今日、Twitterを開くと「推しの幸せ」というワードが、トレンドに幾度とあがっていた。
あああの!某歌い手さんとVチューバーさんの件から発展した話題か〜〜ガチ恋勢を掴むすごい人気の2人なんだな〜〜!と感心してしまっていたのだが、この「推しの幸せ」に関しては、三次元オタクの活動をしていたら度々、議論にあがる事柄でもあり、またもや色々とミーハー心で検索してしまった。
また、このキーワードに関しては、自分自身も深く考えるのが面倒というか、見ないふりをしてきた案件でもあって、
ここにきて今色々重なってきてるように感じたので、一度自分を整理してみてもいいかなと思い、こうやってノートを開いてみた。
ちなみに、以下の文章で注意してもらいたいのは、推しの「幸せ」が「推しの恋愛や結婚」を指すこととして、である。
推しの「幸せ」の種類は多々ある(たぶん)。
「ライブの会場が埋まって幸せそうな推し」であったり、「長期休暇が楽しそうな推しの姿」だって我が推しの幸せ、である。
さまざまな時々で幸せの種類はあるわけで、「推しの幸せを願う」こと、それは当たり前だが、恋愛や結婚、プライベートの場面だけではない。
ではないことを前提に、今回は「ファンが願う幸せ」が「推しの恋愛や結婚」を享受すること、指すこととしたもの、とし、それをただのkpopアイドルオタクが、自分勝手に自分の気持ちについて客観的に書いていく、駄文である。
ゆえに、まじ暇すぎる〜〜〜みたいな時間に、読んでください!
●(基本情報)いまの私の推し
BTS・JIN(3年目くらい)
SUPERJUNIOR キュヒョン(ど新規)
■基本的な自分の推しへの姿勢
【もし神様が枕元に現れて、「君の推しがいま運回りが悪くて悲しそうで、ただ君の一生分の運の半分と引き換えにちょっとは埋めてあげられそうなんだけど、そしたらどうする? やる?」と問われたら】
…………と、本当に意味不明な妄想をしながら、先ほど歩きながらそれを考えていたのだけれど、
私は「あ、いいです!!」と言ってしまう、あっさりタイプだと思う。
BTSやジンくんには、この2年気持ち的なことろで、いっぱいいっぱい、いろんなものを与えてもらってきたけれど、一生の半分の運まで差し出したくはない。
推しへの御礼はお金で、きちんと落とすことにしている。ナムさんの言葉じゃないけれど、利用させてもらっているがゆえに、対価として必ず何かしらにお金をちゃんと落とすことで応えようと思う。
てか、相手だってそれを差し出されても迷惑だろうし。重いだろうし……(ジンペン感)。私は、さながら彼の、彼らのお仕事が好きって言うかさ……
■じゃあ、あんた推しの熱愛報道が出たら、どう思うん?
それな〜〜〜! こじれてますよな……
ね、彼の仕事が好きって言っててね、うん。難しいんだよねそれがね。彼のことも好きだしね。
矛盾いっぱいで、なんかすみませんね。
とりあえずTwitterで「推しの幸せ」問題に関して、検索してみる。
すると、
<推しの幸せが私の幸せ>
<推しが幸せを願おうよ>
という意見のほか、
<推しの幸せを願うのが本当のファンみたいなきれいごとは暴論>
<そいういう意見は求めてない>
etc……が並んでいた。
これは某日本のアイドルグループの結婚発表のときにも、Twitterでは同じようなものであったし、ただしい答えはないんだろうな、と思う。
だから自分に置き換えてみるとしたらでしか考えられないんだけど、ジン君やキュヒョンに熱愛が出たら、結婚の知らせが届いたら
「推しの幸せを願いたいけれど、今はほっといてください……」
と、私はたぶんなる。
すぐさま幸せを祝えない自分は、なんなんだろう??
■したら、幸せを願えない理由を探ろうか
そしたら素直にその幸せを祝えない理由を、ちょいと探求してみようかしら。
自分のなかで理由を鑑みるに、
①自分が幸せじゃないから
②自分が推しにいつか会えるとか思っているから
③その相手が気に食わねえ
④ただただ自分の性格としてジャイアンタイプで歪んでいる
ほか……
あ、①の可能性が高いか?
私は推しができてから、度々①について考えている。
好きな何かができるとき、もしかしたら私は「いま幸せじゃないから、盲目になって足りない何かを埋めようとしているんだろうか説」が必ず、自分のなかに浮上する。
ただ一律にそうだっけ?
というわけで過去にはまっていたもの、その時期の自分の状態を思い出してみた。
・サッカー選手にはまったとき……受験がしんどかった(数年後大学で熱は冷める→ということは逃避?)。
・馬(競走馬を写真撮影)にはまったとき……同棲して彼氏とラブラブだったが、好きな仕事をしておらず、毎日が物足りなかった。(仕事がかわってから興味なくなった→ということはこれも逃避?)
・某バンド……好きな彼氏と毎日いて、好きな仕事をしていた時期に急に音楽好きな彼氏の影響ではまる。(これは逃避じゃない気がする)
・BTS……メンタル病んでは孤独な時期、さらにコロナでそれは加速、でもバンタンを知って回復(きっかけは逃避でもあるのか?)。
・スジュのキュヒョン……仕事なんかいい感じ(これは逃避じゃないか)?
ううううん〜〜〜
いままで逃避、だと思っていたけれどそうでもない時期もあるなあ……。
そして上記の過去の流れをつらつら書き殴りながら今推しがいる自分は、絶対的な逃避期ではない、ということがなんとなくわかって、なぜかひと安心している。
したら②はどうだろう?
個人的に人生は何がおこるかわからないし、戦略的に賢くそして努力をすれば、何の奇跡だってつかんでいけると思っている人間ではある。
が、かたや大人になると身の丈もわかるし、美人でもなし、何よりBTSはジン君はあまりにワールドワイドすぎるし、韓国語わからない。ムリー。
ムリーなものくらい私はわかるー。
もし、会えたところで私なんかはどうなるわけでもなかろう。
そんなしんどい考え方、そもそもしない人である。てか、そんな希望を抱いていたら、いまちゃんと私は韓国語を勉強してるはずだ。うん、いい加減勉強なさいよ……。
③じゃあ、その相手が気に食わねえ
まあお相手によりますけどね、と言いつつ。まだ食らってないから知らんし。
ただ、きっとだれだって気に食わないよ……息子溺愛するおかんの気持ちですわ……。
④自分の性格が歪んでいるんじゃないか?
うん……知ってた……。
■最近の推し事情
ちなみに自分は、ほんの最近までみんながよくTwitterに残す「ジン君、幸せになって」
という言葉を一切残せなかった、性格激悪女である。
それが先日「ジン君、幸せになって」と、書いていた。
それは男女の意味だけでもないし、とはいえプライベートネタからの発信でもあったので、あらそんな自分にびっくり、とか思ったけれど、
それはなぜかといえば今年になって推しが増えたせいだ、と気づいた。
いま、私はキュヒョンさんにも夢中だからなんだと思う。推しが分散することで、ひとりに偏ることもなく、本気の本音でそうそのとき、書いたのだと思う。
だから推しが増えるってなかなかいいな、とも思えた。
さて、ここにきて自分のペンとしての思考をつきつめると、厄介なことに、私は推しに対して「あなたのことはわからないけど(リアル)」「私があなたのことをまあまあわかっているのでは(妄想)」と思っている節がある。
なぜならよく私は推しのいいところに対し、語り癖があって、だからブログも書いちゃってて、それはその人のいいところ、を自分が理解している風だからこそ出てくる言葉だと思うし、それは、自分が理解している(ような気がする)ことの自負にもつながっている。
それが恋愛や結婚においては、圧倒的な誰か、に奪われてしまうのだ。
やだ、現実つらい。
ひとつのアイデンティティ崩壊。
ずっと並行して歩いてくれてる、みたいに思っていた人は、全然違う場所で誰かの手を握り、優しく微笑み、そして彼女の語る言葉をよく聞いているんだ、と思うと……
ああしんど……。
■ということを、探るにいたったきっかけ
最近本当〜〜に勉強になるわ、面白くては新規ファンに向けてお手本のような「読ませる文章」だわ、でめちゃくちゃ過去ブログを読ませてもらっているSUPERJUNIORペンの方のブログの一文に、こうあったのだ。
これは書き手さんの推しである、ヒチョルに熱愛報道がでたときの文章だった。
なるほど!と思えた。
まだメンバーが日本年齢だと20代のBTSとは違うところがあって、スジュはもうアラフォーアイドルであり、度々結婚の話をするし、メンバーで「3年以内に結婚するじゃんけん」という恐ろしいじゃんけんをしていたこともあった(笑)。
そういうものを最近よく見ていたら、「ああそうですよねえ」と思うようになるし、心づもりみたいなのができていくんだろうな、とも思ってきた。
それでいて、引用させていただいた文章のような流れであったら、たぶんそれが恋するオタクにとって、一番理想的なのだろうな、とも思った。
そういう過程を積んで積んで、心を詰めて、私は「推しの幸せ」が発表されたときすぐに祝える人になるのかもしれないなー、と思う。
まあ私は結論、めっちゃ性格が身勝手なやつかもしれないけど。
でもジンくんが上記のような感じだったら、私は幸せかもしれない。わからんけど。
■というわけでちゃんと結論?は出ず、とも
いろいろ考えてきた上で、
いま、素直な気持ちを書くとしたら。
「も……もうちょっと、もうちょっとだけ待ってもらっていいですか……?」
が、本音な気がする。
あ、あがくなあ〜〜。
もうちょっとだけ、みんなの人でいて。
その間に頑張って私も幸せになるから!(といいつつ毎日推しを見るという矛盾)
とは言え、わかっているんですよ。ただの1ペンの戯言でしかないことを。何をファンが言ったって推しは勝手にするよ。てか、それで全然いいよ。
きっと今更こうやってグダグダ考え始めたのは、さまざまな文章や考えに触れ、私はそんな時が未来にやってきたときの、自分の姿勢を探っているのだ。
その時の誰かの言葉に、惑わされてはのみ込まれないように。
だからお前、いつかその時が来たときに備えて、準備しておけよ。
そん時、自分が情けなくなる、自分が好きでなくなるような情けない言葉を吐くなよ。いや、吐くのはいいけど、絶対相手にむけるな。それをする自分が嫌いになるし、それを推しから教わってきたろ?
おい、やっぱり尊いな、推し。
感情の波に押し殺されそうな日がきても、
あなたは推しをみつけた日から、
めちゃくちゃ輝くように毎日が煌めいていたこと、絶対に、忘れないで。
(えむ家、家訓にて。完。)