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モンブランを食べながら2024年を振り返ってみた

2024年は私にとって忙しい一年となった。
私の若い頃から一部のグルメには流行っていたが、銀座一丁目のプランタンのカフェにはお世話になった。
銀座プランタンがなくなってからはデパ地下でそのお店のモンブランを買ってきてもらう。

さて、私はALS患者でありながら、地域での在宅生活を送っている。
そこで受けた重度訪問介護という制度には感謝している。
介護保険とは異なり、この制度の認知度は低く、重度訪問介護ヘルパーの不足が深刻だ。
そんな中、私は自分が重度訪問介護の広告となろうと決め、積極的に外出することにした。
最初に、同じALS患者たちがどのような活動をしているのか知るために講演会に足を運んだ。
そこで出会ったのはALS患者だけでなく、重度訪問介護事業所の経営者やマスコミ関係者など、さまざまな人々とのつながりも持てた。
夏にはALS当事者が立ち上げた団体の集会にも参加した。
そこで私は、ALS当事者と介助者のユニットという素晴らしいコンビに出会った。
「ALSでも歌いたい」という当事者と、それを支える介助者。
二人の息が合っており、二人の声は透き通るようなハーモニーを奏でていた。
私はその音楽から刺激を受けた。
次の外出は、参議院会館にある議員に重度訪問介護制度について教えを請いに行った。
教えを乞う前に腹ごしらえをしようと、私たちは食堂に向かった。
参議院会館の食堂では美味しいカレーが提供されているとネットで聞いていたので、私はエビフライカレーを注文した。
香り高いカレースパイスが広がり、とろみのあるルーは間違いなく美味しかった。また、期待していなかったエビフライもプリプリとした食感で、ほんのりとした甘さがあって、私は得した気分に浸った。
余談だが、食堂に向かう途中で公明党の山口元代表に遭遇した。私たちがお辞儀をすると、元代表もお返ししてくれた。
テレビの中では分からなかったが、彼はおそらく180cm前後の高身長で、スタイリッシュに歩き、若々しく見えた。
テレビの映像だけで人を判断するのは間違いなのだと、今更ながら気づかされた。
最後は、看護学校にALS患者が地域で在宅生活を送るとは?講義依頼を頂いた。
80人の学生さん達は数で圧倒された。
本当はパソコンの音、声アプリを使うはずが、プレゼンにうまく組み込めず外出支援のヘルパーさんたちに迷惑と緊張を与えてしまったのは反省すべき点だと思った。
2025年も活動的に動いて、たくさんの経験をしたい。


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