認知症と歯周病
こんにちは
伝えたい歯科衛生士えむ⭐︎です。
今回は歯周病について書いていこうと思います!
歯周病になると歯肉等に『慢性的に小さな炎症』が続いています。
炎症は体内で発生した街に対する防衛反応。
身体は頑張ってるんです。
でも炎症を起こした際にタンパクや活性酸素などの生理活性物質を作り出し、この物質が炎症部位だけでなく全身的に病的な老化や認知症の原因になることがわかってきたんです。。。
認知症には
アルツハイマー型
レヴィー小体型
血管性認知症
といろいろな種類がありますが65歳以上の高齢者の方の4人に1人が認知症または認知症予備軍だと報告されています。
その中の
アルツハイマーで亡くなった方の脳を調べると
PG菌(歯周病原菌の一つ)持つ毒素が高頻度で検出され
アルツハイマーではない方の脳内では検出されませんでした。
また同様にマウス実験でもPG菌は脳内へ移行しやすい性質があるなどとわかってきました。
しかし歯周病による炎症反応だけがアルツハイマーを発症させるとは考えにくいため
炎症反応によりアルツハイマー病の発症時期を早めたり、認知障害を重症化させたり、進行を早めると言ったことに関係するのではないかと考えられているんです!
アルツハイマーの原因物質アミロイドβタンパク質の蓄積は発症の10年〜15年以上前から始まります。
アルツハイマー発症の前段階の軽度認知症の症状が出てからでは対応が遅れてしまうことになります。
なので、
今まで口腔ケアに興味があるなかった方!
早ければ早いほど良いですが
遅くても40代からはプラークコントロールなどに気をつけて歯周病対策をしっかりする事をおすすめします!