『ぼくの平成パンツ・ソックス・シューズ・ソングブック』発売日です。

本日12月17日、『ぼくの平成パンツ・ソックス・シューズ・ソングブック』の発売日です。

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ぼくの単著としては2007年に出した『20世紀グレーテスト・ヒッツ』(音楽出版社)以来12年ぶり。あの本はハイファイ・レコード・ストアのウェブマガジンで連載していたインタビューから出発しているし、企画の立ち上げには店主の大江田信さんも深くかかわっていたので、自分の本ではあるけれど大江田さんの熱意もあったし、何よりインタビューに応じてくれた人たちの人生も含めての「合作」でもありました。

なので、実質的には『ぼくの平成パンツ・ソックス・シューズ・ソングブック』が初めての本だという気持ちも強いです。

この本が会議をくぐり抜けて出版に至る前、『ぼくの平成パンツ・ソックス・シューズ・ソングブック』というタイトルが「ちょっと長いんじゃない?」という意見もあったそうです。そこを「このタイトルが大事なんです」と押し通してくれた編集の林さやかさんには感謝しかありません。

無事にタイトルが決定し、林さんが平野甲賀さんに装丁の依頼をしたとき、甲賀さんは「いいタイトルだ」と言ってくれたそうです。それを聞いて、胸を撫でおろしました。

また、本になるのだからこのnoteでの連載は削除することになるのかと思いきや、むしろ残しておいたほうがいいと言ってもらいました。じっさい、かなりの加筆と編集を加えたので、note版は晶文社版のデモテープのような存在になったと思います。

連載時の「B面」(2018年からの折り返し)については、本編に吸収したエピソードもわりとあるのですが、半分くらいはnoteでしか読むことができないものです。はからずも「アルバム未収録のシングルB面」を自分でも作ってしまったことになるのだなと思いました。中古レコード、とくに7インチ・シングルを買うことが好きな人だったら興奮するやつです(当たり外れもあるけど)。

そして、外した「シングルB面」があるのとは逆に「アルバム」に初めて収録されたエピソードもいくつかあります。

それから、この本に登場する曲を集めたSpotifyのプレイリストも作っていただきました。

今日はHMV Record Shop 渋谷で19:30から、ceroの髙城晶平くんを招いて発売記念のトークをやります。本日お買い上げのかたには、おまけのテキストをつけます。CDJとターンテーブルもあるそうなので、プレイリストには載ってない曲もかけるかもしれません。観覧無料。午後には雨もやむ予報なので、もしお時間あればお立ち寄りください。


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