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自転車乗ってたら箱根で遭難しかけた話

皆さんこんにちは、えむしと申します。
今回は、僕が箱根の山奥で遭難しかけた話をしたいと思います。

1.事の経緯

2019年7月某日、僕は突然「小田原行きたくね?」と思ってしまいました。
小田原市までは箱根経由で約70KMでしたので
当時の僕の感覚では近所だったので軽い気持ちで自転車に跨りました。
往復で120KMちょっとの短いライドだし何もなくても余裕だろと思い、パンク修理セットも持たずに僕は走り始めました。

2.終わりの始まり

往路の小田原までは順調そのもでした。
しかし復路で僕は「曲がるべき道を直進していた」のです、、、
本来は箱根山方面に向うはずが何故か湯河原方面に足を進めてしまっていました。
ですので仕方なく、湯河原から箱根頂上を目指すことにしました。
これが終わりの始まりでした。

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            ↑この後遭難します

3.無限上り坂地獄

湯河原から箱根頂上を目指すことになった僕は、Googlemapで調べた経路に従い行動することにしました。
その指示に従い僕は「椿ライン」という道路を走っていました。
心の中では「すぐ頂上に着くだろう」ぐらいの軽い気持ちで走っていました。
ですが、登っても登ってもいつまで経っても頂上に到達しません。
それもそのはずです。この椿ラインという道路は標高0Mから1000Mまで ノンストップで駆け上がる道路だったのです。

4.孤独との闘い

椿ラインには民家も無ければ人も居ない、さらには携帯電話が使えませんでした。
しかも当日は小雨と濃霧のダブルパンチ。
知らない土地をひたすら一人で登っていた時の絶望感は半端なかったですね。
しかも後ろからはやたら高そうな車やバイクが霧の中からブンブン飛ばしてきて、その度に命の危機を感じていました。

5.絶望

そんな中、椿ラインの中腹に休憩スポットがあったのでそこで一回体制を整えてから再出発しようとしました。
自転車から降りてふとタイヤに目を向けるとなんと               後輪がパンクしていました/(^o^)\
最初にもお話したように、僕はパンク修理キットを持っていませんでした。
その休憩所に居るのはバイク乗りの集団だけで、自転車乗りなんて一人も居ませんでした。
勿論、携帯電話も通じなかったので「終わった、、、」と心の底から思いましたね。(笑)

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         しっかりパンクしてました!(笑)

6.一縷の望み

僕が真剣に崖から身投げしようかと迷っているときでした。
なんと一人の自転車乗りの方が奥の方から下ってくるのが見えました。
助けてもらうしかない」その一心で全力で手を振って助けを求めました。
何とか僕の存在に気付いてもらい、僕のところに来てくれました!
そこで事情を説明するとその方が持っていたパンク修理セットを僕に譲ってくれました!
それで何とかパンクを直し、箱根までのルートを教えてもらい僕は再出発をすることができました。

7.頂上

その後、なんとかして頂上までたどり着くことができました!
ですが辿り着いたのは「箱根」ではありませんでした。
僕が辿り着いたのは「箱根・太観山」標高1000M越えの山でした(笑)

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ですがこの山は目的の箱根山の近くだったらしく、標識で目的地までの道のりが書いてあったのであとはもうwinningrunでした。

8.最後の難関

ようやく箱根のパーキングエリアについた僕はその駐車場で一休みしていました。
しかし、そんなことをしている間に「雨が降り始めてしまった」のです。
交通量が多い箱根の下り坂を雨の中走らなくてはいけませんでした。
下りの途中は常にスリップの危険と疲れ、雨に体温を奪われながら走らなくてはいけなかったので「早く終わってくれ」そう思いながらなんとか三島市まで下ることができ、無事帰宅することができました。

9.最後に

長くなってしまったので短くまとめます。

起こり得るリスクを常に考えながら行動しよう!(当たり前)

今日は長くなってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました!

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