2月28日
2月最後、手のひらを返したような暖かい日
金属アレルギーを我慢して、お気に入りのピアスをぶら下げて出勤した。ずっと痒い。
仕事終わり、かっこいいなあと思っている人とご飯を食べた。私が話したことやちょっとした約束を忘れずにいてくれる、たぶん誰にでも優しい人だろうと思う。
と、浅はかな考えで自分を護ろうとしている。なんてめんどくさい人間。あの人に近寄る資格はない。あの子はある決断をした。あの子は結婚したし、あの子は転職を目論んでいる。
寝る前にコーヒーを飲んだからか、全然眠れない。
連日、あの国では幼い子たちが泣き続けている。誰かが血を流している。必要のない悲しみを、なぜ。
と、自分の心情と並べるなどあまりに白々しい。
2月が過ぎてしまった。