統合失調症の労務管理に関する裁判例
統合失調症と解雇①国・気象衛星センター事件(大阪地判H21.5.25)
・それまで通常の職務をこなしていたにもかかわらず、突然に無断欠勤したこと,同僚らに対して何度も宗教勧誘を繰り返したこと等を踏まえると、既に統合失調症を発症していたと推認される。
・上司は,46日連続の無断欠勤が自由意思に基づくものであることについて疑いを抱くことは十分可能であったから、懲戒免職処分は裁量権を逸脱濫用したとして取り消されなければならない。
②日本HP・諭旨退職処分事件(最判H24.4.2