ビリギャル ビリの「謙虚さ」以外に大切?
私がビリギャルのことを知ったのはおそらく中学生か高校生の時でした。ただその時は全く関心がありませんでした。そんな私がこの本を読んだのは、今年のことです。きっかけは、英検の受験のためにTwitterで勉強情報を探していると小林さやかさん(ビリギャルの本人の方です。)のアカウントに出会いました。文章だけでなく、Voicyを通じて、考え方に触れることができ、今も色々と勉強させてもらっています。
そして、次に『ビリギャル』の映画を見ました。今までの人生の中で一番泣いたんじゃないかと思うくらい泣きました。なんでかわからないけど、劣等感のところとか、共感できることが多かったんだと思います。その後本を読みました。今回はそれらを通じて学んだことをここに書いていきたいと思います。
まず一つ目に大切だと思ったのは、「環境」です。その時の塾の先生であった坪田先生、お母さんのああちゃん、お父さんを始めとした家族。友人の存在などがありました。誰かにとっての「良い子」ではなく、「自分がワクワクすることに取り組める人になる」という言葉があったのですが、確かに、自分でワクワクできることを見つけて取り組めるのって大事だなと思います。勉強の計画と方針を決めていた坪田先生の存在もあります。学習到達度によっては、小学校、中学校の学習範囲に戻る。なかなかできないことだと思います。やはり、これも学習することの全体像が見えていて、何をいつまでにできるようになるのがいいのか。仕事にも応用できる考え方です。
次に、「恥を恐れない姿勢」です。有名なエピソードとして、聖徳太子のことを「せいとくたこ」と読んだことがありました。みんなから笑われることがあるのですが、悲観することなく、前向きに取り組めていました。少し分野が異なるのですが、私が大学で学習したことの一つに、「情意フィルター仮説」というものがあります。学習時に負の感情が学習状況に影響を与えるものです。間違った問題があった時に、これもできていない、と言うのではなく、わからないことがわかるようになった、というように発想の転換ができると、学習継続には効果的なのではないかと考えます。
以上2点に絞って思ったことを書いてみました。
慶應大学合格、という言葉だけでなく、その背景も知ることが大事だなと思いました。