結果が思い通りにならなかった時、選択の周りにある、どうしようもなかったことの存在に目を向ける
人生は選択の結果である。
点滅を始めた信号を渡るか渡らないかで、すれ違う人が変るように、日常の小さな選択であっても、人生はつくられていく。
ある人が宝くじ売り場で並んでいて、割り込みをされたそうだ。
文句を言おうと思ったが、なんだかそれも面倒に思って、その人は黙っていた。
自分の番になり、予定通り宝くじを買って帰宅した。
その宝くじは1等だったという。
あの時割り込んできた人に文句を言い、後ろに並び直して欲しいと告げていたら、当たらなかったかもしれない1等である。
こんな風に人生は分かれ道の連続で、その都度自ら意思決定をして進んでいる。
そして悪いことが起きると、「自分の選択が間違っていた」と自己批判する。
あの時ああしていればよかった、こうしていればよかったと後悔し、なぜ自分は間違ってしまったのかと悩む。
そんな時は、同時にこのことも考えてみてはどうだろう。
自分がした選択のまわりには、どうにもできなかった、コントロールできなかったことが必ず存在し、結果に対してそれらも非常に大きな影響があるということを。
さらに、自分が選択したことでさえ、どうしようもないこともあることを。
しかし、自己批判の真っ只中にいる時は、このどうにもできなかったことの存在に目を向けることができない。バランスの取れた見方をすることが、難しくなってしまう。
ではどうしたらよいのか。
まず、自己批判をしていることに気づく。
次に、自己批判は偏った見方をさせたり、結果的にやる気を失わせることになるということを思い出す。
そして、セルフ・コンパッションを向けて、ネガティブ感情から早く立ち直り、バランスの取れた見方をする。
この3ステップを踏むことだと思う。
そして、また新たなチャレンジに向かうエネルギーを1秒でも早く手に入れて、次の選択へと進んでいこう。
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