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玄関のドアスコープにカメラを設置したら秘密基地になった

Ⅰ.普通のドアに見えるけれど、実は。。

今まで、僕の玄関では、市販のドアスコープ型ドアモニターを使っていました。外から見ると何の変哲もないドアスコープ付きの扉と音声のみのインターフォンが存在するだけというのが気に入っていました。

乾電池を動力とするカメラを、家の中から扉のドアスコープにカメラの位置を合わせて固定しておくことで、来客時に、
リビング側に置いてあるワイヤレスモニターをオンにすると、
2~3秒してカメラから外の様子の画像が送られてくる仕組みです。

画像1

リビングから訪問客が見えるのは良いのですが、
モニターに画像が移るまでの数秒間が、訪問客が来ている状況なので、とても長く感じます。
また、画像をモニター本体に録画することはできるのですが、SDカードなど外部にデータを取り出すことができません。
カメラ側も、単三電池6本を使用するため、スマートでない感じでした。
そういった、ちょっとした不満を常日頃から感じていました。

そうした中、モニターが映らなくなってしまいました。
ですが、先程述べた理由で、同じものを買い替える気にはなりませんでした。

代替案として簡単なのは、今の音声のみのインターフォンからカメラ付きのものに変えれば良いのですが、お金はかかります。
さらに、カメラを通して見ています感が出てしまいます。
カメラの存在を感じさせない、一見ただの扉にしか見えないドアスコープ型カメラにこだわりたかったのです。

Ⅱ.使っていないスマートフォンを活用する

そこで、まずはドアスコープ用のカメラを探してみました。
ところが、なぜか、とても値段が高い!
カメラだけで4万円以上してしまいます。きっと、探偵なのでのプロ仕様なのでしょうか。

僕の目的は、訪問客をリビングで確認したいだけなので、高価なプロ仕様のカメラは必要ありません。

スマートフォンのカメラ機能で玄関のドアスコープを覗いてみたらどうなるだろう?
ふと、そう思って普段使っているスマホのカメラ部分をドアスコープにあててみました。

魚眼レンズ小さい

倍率を変えないと小さすぎて判別しにくい状態です。
スマートフォンのピンチ機能の倍率を広げてみると、まずまずの画像で認識できました。映っているのは向かいの家のドアです。

魚眼レンズ大きい

使っていないスマートフォンがいくつかあるので、それを使って、ドアにうまく固定する方法を考えてみました。

僕の持っている今は使用していないスマートフォンのケースは、手帳型です。
そのケースはマグネットで閉じるタイプのものです。
家のドアは鉄製なので、ケースを開いた状態で、なんと、そのままドアに貼りつけることができました。

ただ、それだと、ドアを開け閉めする衝撃で、スマートフォンが落下してしまう危険性があるため、さらに固定する必要がありました。

そこで、クリアファイルを適度な大きさに切って、ケースを押さえる形で、磁石で固定しました。
磁石は100円均一で売っている強力なタイプを購入(平べったい銀色のもの)しました。
下記は、さらに充電コードをつけた状態になります。

玄関_拡大

玄関_引き

Ⅲ.アプリを探す

これだけでは、玄関先でしか訪問客を確認することしかできません。
目的は、リビングのインターフォンで受話器を取った際に、訪問者の画像を見ることにあります。
もう一台、使っていないスマートフォンがあるので、それをリビング側に置いて玄関先のスマートフォンと連動させる必要があります。

何か監視アプリのようなもので、玄関先のスマートフォンホからリビングのスマートフォンに連携できるようなものがないか、探してみました。

そこで見つけたのが、「AlfredCamera」というアプリです。
設定の仕方はとてもシンプルで分かりやすかったです。

まずは、
玄関先のスマートフォンとリビング側のスマートフォンの2台に、このアプリをインストールします。

次に、
同じアカウントで両方のデバイスにサインインしてから、ペアリングを行います。僕はGoolgeアカウントを使用しました。

あとは、
アプリの設定で、玄関先のスマートフォンを「カメラ」に、リビング側のスマートフォンを「ビューア」に設定するだけです。

実行してみると先ほどの、小さな画像が映りました。

魚眼レンズ小さい

画像をピンチ機能で大きくする必要があります。
このアプリでは、「カメラ」設定した側のスマートフォンではなく、「ビューア」設定した側のスマートフォンでズームさせます。

ところが、ズームさせようとすると、ズームは無料版では対応していないため、プレミアムにアップグレードする必要があるとのメッセージが表示されました。

プレミアムにアップグレードするには1か月5.99 米ドル、1年分前払いをすると29.99 米ドルでできるとのことです。

ここまで確認した感触として、とても使いやすく感じていたので、アップグレードすることに決めました。
とはいえ、いきなり1年分を前払いするのはリスクがあるため、1か月5.99 米ドルでアップグレードしました。(円安の現在、ちょっと高いですが)
1か月使って問題なければ、1年分の前払いに変えようと思っています。そうすれば、平均月額 2.49 米ドルとなり割安感もあります。

アップグレードしたところ、ズームができるようになりました。
下記はリビング側のスマートフォンです。

リビング

100円均一ショップで売っていたスマートフォンスタンドで見やすく置いてみました。

Ⅳ.秘密基地の完成

僕の家は、団地の1階なので、上の階の住民の方も僕の玄関前を通るので、確認することが出来ます。
今の時代、監視カメラ社会であることを身に染みて感じます。

これは僕の玄関の外からみたところです。
なんの変哲もないドアです。

ドア外AB

なんの変哲もないドアのドアスコープの奥にスマートフォンのカメラが設置されています。

しかも、このアプリはモーションキャプチャ機能があるため、人の動きを感知するたびに、動画を撮って保存してくれます。

僕の普段使っているスマートフォンにも、このアプリをインストールして同じアカウントで登録しているため、人の動きを感知するたびに通知してくれます。
そのため、外出していても通知を受けたときの録画した動画を確認できてしまうのです。

これは、先程の玄関の外の写真を撮ろうとしている僕です。しっかりとキャプチャー動画を撮られてしまいました。


玄関前

いずれにしても、リビングから訪問者をリアルタイムに確認できるという目的を達成し、満足です。
しかも、モーションキャプチャで動画を自動で撮影し、外出中も確認できてしまうという、おまけ付きです。

使用していないスマートフォンや家にあった電源コードを使用しただけなので、コストと言えば、アプリのプレミアアップグレード代と100円均一で買ったスマートフォンスタンドくらいしかかかっておりません。

まあ、秘密基地というには大げさかもしれませんが、如何でしたでしょうか?
それでは、また。

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