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曲亭馬琴の「南総里見八犬伝」

 完成まで28年間を費やしたという江戸時代の伝奇小説。今でいうキャラクターグッズのようなものまで出ていたらしいので、当時は子供も読むような人気作品だったのかもしれない。文語体のため少々とっつきにくい感もあるが、ストーリーの面白さはもちろん、文章の「調子」が軽快で、まさに巻置くにあたわず一気に読める。八犬伝は、現代の小説、マンガ、ゲーム、映画など、様々に翻案されているが、是非オリジナルを一読されることをお勧めする。

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