わんにゃんフェイクニュース ふざけたニュースをやめることに
7時になりました。わんにゃんフェイクニュースの時間です。
かねてから問題になっていた「ふざけたニュース」が明日から正常化される事になりました。具体的には次のようなことはやらないようになります。
●まずひとつめは、「ふざけたエピソードをくっつけるのをやめる」です。
プロデューサー「ポイントはわかってる?」
ディレクター「もちですよ。事故当事者の顔が見えるように、ですよね?」
プロデューサー「それがないと」
ディレクター「視聴者の共感が得られない、ですよね?まかせてくださいよ」
アナウンサー「6歳の男の子を自転車に乗せた母親が交通事故でなくなりました。誕生日のケーキを買いに行く途中の事故でした。」
●次に「ふざけたBGMをつけるのをやめる」です。
AD「これのBGMいつものでOKですか?」
ディレクター「まぁ今回まではいつものオカルト映画のやつでいいよ。そろそろ次のやつみつくろっといて。なるべく気持ちわるげで不安をあおるやつね」
アナウンサー「今日の午後2時半ころ、刃物を持った男が次々と人を刺しました」
ディレクター「BGM小さめでスタート!」
●最後に「ふざけたアテレコをやめる」です。
AD「だれでもいいから刺してやろうと思った」
ディレクター「もっと抑えて、ゆっくりでいこう」
AD「だれでもいいから刺してやろうと思った」
ディレクター「はいOK。声優いけんじゃない?」
AD「そうっすか?なっちゃいましょうか?」
ディレクター「うそだよ、ばかやろう。ははは」
このくらいでまともなニュースになるのかはともかく、江戸時代の瓦版から一億総白痴化と称されたテレビを経て誹謗中傷のるつぼと化したSNSまで、圧倒的に多くの人に世代を超えて長い間支持されているスキャンダリズムに答えるべく、メディア各社は今回の規制を回避する新しい演出方法の開発をすすめている模様です。