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諸星大二郎の「暗黒シリーズ」 

 諸星大二郎はその不気味な絵と衒学的な内容からともすれば「異能の作家」と捉えられがちであるが、その魅力は高いエンターテイメント性にある。作品に詰め込まれた全ての知識が「面白さ」に融合していく様は、左脳ではなく右脳的な快感。

 1976~78年にかけて週刊少年ジャンプにて発表されたこの「暗黒神話」と「孔子暗黒伝」もまた、彼の持つエンターティナーとしての才能を見せつけられる傑作である。

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