その価値は求める人がいるから
最近になってですけど、物…特に美術品とか宝石とかかな。
ふと思ったことがありまして。
「これ…誰も、誰一人として欲しがらなけりゃ菓子パン
一個以下の価値だよな」
と思ったんですよね。
美術品は、色々とカテゴリがあるけどいずれにせよ「それ」を
色々な人が色々な理由で「欲しい」と思うから、価値がある。
宝石もしかり。
きれいな石だけど、誰一人として興味を示さなければただの
きれいな石。
(工業的な意味で使い道はあるものもあるけど、ここでは
触れません)
砂漠で遭難して、あと一時間以内に体内に栄養を入れなければ
死ぬって状況で、目の前に意地悪神さんが出てきて…
・点滴(看護師対応付き)
・市場価値50億円の宝石
どっちか選べって選択肢を提示されてさ
(なぞなぞじゃないので〇〇すれば両方いけるとかいらないです)
その状況で宝石選ぶ人なんていないでしょ。
ま。
物と記憶の紐づけってのは過去記事に書いたことがあるのでね。
そこまで極端じゃなくても「物」に固執するのはある程度
分かるんですけどねぇ。
わたしは俗な人間なので仙人にはなれないけど、市場の価値観に
振り回されたくはないなぁと思いつつ日々を送っています