過去との別れ

実家は父親が亡くなってすぐ売却されたのですが。
 
その後、グーグルマップで見てみたところ皮肉なことに
売られた後の状態で画像が更新されていました。
 
家族なら絶対にわかる変化があるのでね。
すぐに、売られた後の画像なんだなぁって気づきました。
 
わたしは人生の半分以上実家を離れて生活しているので
思い入れの有無を問われると、限りなく無じゃないかと思いましたが
いわゆる物心ついた…って頃から学生時代はずっと住んでいた
場所なので、様々な記憶は存在する場所ではあります
(それを思い入れと言っていいのかわかりませんが)
 
いい歳になった今思うと、父親が努力して手に入れた夢のマイホーム
ではありますので残された家族が決めた事とはいえ、まぁまぁ
重い決断だったのではないかなと思っています。
 
世間を見渡すとね。
田舎に残った実家を手放さないまま廃屋になってどうしよう…
なんて話も目にしますので、そう考えると大事に住まわれていた
結果から商品として認められ、結構な値段で人に渡り、今後も
住まいとして使ってもらえるのなら、それはそれで幸せな決断でも
あったのかなと斯様に思うのです。
 

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