写真でなく写幻の時代
えもりんの備忘録2020年5月10日
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先日の投稿。
そういえばディープフェイクの技術の事を忘れてました。
もう「バトルランナー」の世界は、技術的にクリアしてましたね。
近い将来SNOW等の加工カメラのスタンプやアバターに、契約した芸能人が出てくるかもしれない。誰を撮っても、広瀬すずさんとか佐藤健君の顔をした写真が撮れる!みたいな。
それはそれで楽しいけど、そうなると本当の人の顔が分からなくなってくる。今でも写真を撮るときには、加工カメラじゃないとイヤという人は既に一定数いますよね?
真(まこと)を写すから写真と呼ばれていたわけですが、こうなるともう写すのは真実ではない。虚像。幻。
写虚だよね。写幻でもいいかな。言いやすいから写幻としましょう。
写幻の時代、これから起こる出来事を軽く予想してみようか?
■1
YouTubeのAIにディープフェイク対策が盛り込まれて、自分の顔なのにディープフェイク判定をされる実写系YouTuberが続出する。
■2
1枚の写真からディープフェイクが作られるとなると、許可なく写真や映像を撮る事はNG行為、もしくはマナー違反となり、テレビ等は全ての写り込んだ人の顔を消さないといけなくなる。
■3
あと、どうしても外せないのがポルノとの関わり。
実在の人物の顔で作るディープフェイクポルノはいずれ逮捕案件になると思うけど、ディープフェイクで作られた実在しない美人のAVとかが発売される。アダルト業界は、そういう所貪欲そうだしありえそう。
今後は、グラビアデビューとかメディアデビュー、いやYouTube活動するだけで、ディープフェイクで顔を盗まれる時代になりそう。
でも、ちょっと待って。
その盗まれた顔は、そもそも本当の顔なの?
加工カメラでガンガンに美白してたり、化粧をしてたり、もしかしたらプチ整形してるかもしれない。それが本当の顔なんだろうか?
そもそも本当の顔って何だろう?
写幻の時代になって、本当の顔とは?という根源的な問いにぶち当たりそうな気がします。