【ネタバレ】黄金のレガシーにおけるFF9ネタ集めと肯定感想
※スクショ有でネタバレしています
※メインシナリオおよび一部サブクエクリア後推奨です
※7/15 SSと公式動画の追加、追記や整理をしました
今後もまだSS増えます
黄金のレガシー、とても楽しみました!
基本肯定ですがたまにネガっぽいことも書いています。
表現上ご容赦ください。
前提として、基本的に原作FF9のIf・別物として考えています。
でも知識や経験があれば原作FF9を思い出すことが出来るという楽しみ方をしています。
FGOで例えると切除必須な異聞帯かな?
FF9を好きでありながら楽しめたひともいるということを残しておきたい
自分が幻視したFF14におけるFF9像の記録です。
スクショ控えめにしていますので 少し時間が経ったら増やします。
いろんなことを思いながら、ツッコミながらプレイするのも楽しかった。
◆キャラクター
ウクラマト
女性の王位継承者であることが個人的FF9ポイント
王様候補が王様になり、無事王位継承を見送って街でほっとする中間の場面
そしてすぐに国ごと恐ろしい目にあって国民が直接被害者になるのも
襲ってくる人型兵器の存在も
FF9にあったなと思い返していましたし
あの時の街の人たちの表現がすごくつらくて
同時に生を感じて好きな表現だったことも思い出しました
王位継承の旅路で目にするヨカフイ族の死生観
『生きている人が死んだ人のことを覚えている限り
たとえ死んだとしてもその人の命は続く』
というのはFF9のメインソングの歌詞でもあるテーマなので
近しい物が出てきてうれしかったな…
グルージャジャさん含めポジティブなひとたちは
この考えを肯定してくれます
後半の展開に掛かっていましたね
オーウェン
おそらく立場や性格的にスタイナーが元キャラなんですが
ドマ・カイエンの時とは違って敢えて全く違う名前での登場
アレクサンドリアが敵・悪になるからだと思います
かつキャラクターとしてもスタイナーに寄せながらも性格は違い最初から快男児
スタイナーが冒険後10年ぐらい経ったらきっとこうなってるんじゃないかなあと思いを馳せました
スタイナーも大好きでいいキャラなのですが
本編中に少しずつ変わっていくことに魅力があるので
この短い出番ではその魅力を伝えきれない
であれば最初から気のいいキャラにしてしまえというのは英断だなあと思います スフェーンさんとのバランスもありますね
調理シーンが見れます
スフェーン
立場はガーネットさんをもとにしながらも性格も何もかも
全く違うキャラクターにしていてものすごく恐ろしく、面白かった
髪型はちょっとエーコはいってるのかな…?とも想像したり
FF9でいえば敵であるジェノム側の思想でしたね
設定や行動もなんとなくガーランド(FF9)を彷彿とさせます非常にわかり辛くてぐちゃぐちゃするところも…
ゾラージャさんとの利害関係もクジャとガーランドと少し似てる…?
コンプレックスを拗らせて暴走したところはゾラージャとクジャが似ているという話を聞いて、自分も確かにと納得したこともあります
討滅戦の時のリズムも破滅の使徒(クジャとの戦闘曲)に似ていたかも
アレクサンドリア周りはFF9の元のアレクサンドリアを彷彿とさせながらもちょっとチープなデザインだったり
敢えて統治者(スフェーン)や所属者(オーウェン)のモチーフ前とは名前を変えたりと
趣はそのままにしつつ、FF9のアレクサンドリアではないぞという制作側からの無言の気回しがすごい 真っ当な表現すれば必要ないのに…
他グルージャくんは口調といい幼いものの芯の真っ直ぐさはビビっぽい
オーウェンとコンビでスタイナーとビビを思い出すね かわいい…
◆ステージ・フィールド表現
アレクサンドリア(旧城下町)
FF9に出てくる国。出発点であり終着点。ガーネット(ダガー)さんが王位を持つ国です。
城下町はマジでなんでアレクサンドリアが廃墟になってるところを見ないといけないんですか!? という怒りに近いものが正直な最初の感想です
でもちゃんと鐘塔っぽいものもあったり
懐かしみながら儚みながら中を回っていました 大好きな街が…酷い姿に…(ネガティブだとしても、好きなものに対して感情を動かすことが出来るのは自分の中ではひとつの楽しさです)
最終エリア
完全にFF9テーマパーク状態で大歓喜
自分は見落としてしまったのですが作中にあった
ミニゲーム・かけっこが出来たり
縄跳びをしている子供たちもいたらしく 拘りがすごい…!
動画内で縄跳びしてたり鐘塔、アレクサンドリアの街の中が見れます
わざわざダンジョン・ウイユヴェールまでアレンジを加えつつ
完全再現してくれる力の入れよう
ギミックも所縁のあるものが使用されていました。
そういえばFF9ダンジョン内謎解き多かったね…
ここのボスがCEマウントの「アーク」ちなみにFF9は過去作ネタが多く、『ウイユヴェール』の名前もFFTに出てくるミニゲームが元ネタだったりする
ウイユヴェールが見える動画
以下劇中で使用されていたBGM,元ネタなど
チャンバラ。FF14では踊り子の曲としてアレンジされている。ヴォルケーノアサイラムに入るときにもアレンジが流れてましたね。
闘技場で流れていた 名シーンです
クレイラ
FF9にあった砂漠の中央の大樹と、その樹の上にあるとってもきれいな街
こちらでは自然博物館でした
ダゲレオ
FF9では魔法大学みたいな図書の街
こちらではカナルタウンにある医療史博物館
コンデヤ・パタ/イーファの樹
FF9におけるドワーフの街と物語の鍵を握る聖地の大樹。
イーファはダンジョンでもあります。
おおよそ語られる特徴は合致していましたので
この世界にもあるんだなあと嬉しくなりました
元のFF9のドワーフさんたちは緑肌なのですが、こちらではララさんになるんですよね
いつか(FF14上の)本物を見てみたい
リンドブルム
FF9に出てくる大国でアレクサンドリアの隣国です。
侵攻を目論むアレクサンドリアを止めたくてガーネットさんが助けを求めた先でもありました。
しかしなんと!
FF14ではリンドブルムからアレクサンドリアに
攻め入っちゃったらしい
FF9のアレクサンドリアが強力な力を得て暴走してしまったように
あおられちゃったのだろうか…
でもエアキャブや飛空艇を作る技術大国だったり
狩猟祭があったりと似てる所もあるみたい
冒険者ヒカセンなら楽しんで参加してくれそうだ
作中での狩猟祭が見れる動画 ※作中では流れていない
この時の曲も既にアレンジされていましたね
ソリューションナインやFF9のハーデスも見れる仕様
泉のコイン
トレノにありましたね いっぱい投げると貴重なアイテムがもらえました
こんなふうに大好きな思い出を噛み締められる場所を
順番にシャットダウンして復活できない仕様
つらい つらすぎる……
ID100(シナリオ内)
ラストダンジョンに大切な街が宛がわれる感動としんどさ…!!
作中でも破壊され、一生懸命再建していた所を見ていたし
未来永劫の幸せを祈っていた大好きな国が
また破壊されるのを見なくてはいけないつらさと
今この時代にダンジョンとして再びこの国を回れる嬉しさ
ボロ泣きしました。
◆BGM
スフェーンが出てくるときにFF9の原曲ラッシュが起きる
感動しつつ、正直めちゃくちゃ浮いてるんですけど
スフェーンの不気味さの演出にもなっている…
愛着のある曲を聴きながら
しかしてその使い方に敵意?がある複雑な感情
FF14ならではの体験です
流れていた曲たち ※順不同
逆に最終エリアだと違和感なく聞こえる
FF9のもともとの「人形劇臭さ」を再確認させてもらえて
それもまた良い経験でした
FF9って全体的にセリフ回し等が
良くも悪くも非常に劇っぽいんですよね
でもその中でシビアすぎるほどシビアで残酷な話が流れていく
センスとバランスが大好きなので…
最終エリア連続FATE
本来可愛いだけのはずの原曲BGMが使用されて
綺麗に不気味演出になってる
印象が完全に変わるの本当にすごい
FATEで使用されている曲 後述してる精霊モンスターのテーマ曲です モンスターの一部も見れるよ!
秘密基地で聞ける新しいアレンジの元曲と思われる ただこの曲のアレンジがFF9作中で他に使われているので、そちらかもしれません
クリア後ID
月なきみそらの道化師たちが使われてるのもうれしかった
怪しくていいよね ホラーアトラクションにピッタリ!
そういえばゾーン・ソーンちゃんが漆黒にいた
メイン100IDのBGM
BGMの冒頭に使われてる楽器やメロディが限りなく
FF9のメインテーマソング「Melodies of life」のイントロに近いのと
それを活かしながらも展開していく壮大なアレンジがFF14らしくて
めちゃくちゃ好き
ラスト討滅戦のイントロのなつかしさは植松さんの頃も思い出します
後半のイントロもほんのり『破滅への使徒』が混ざっているような
◆セリフ中心にネタいろいろ
とにかく台詞にFF9の曲名(っぽいもの)を混ぜてくるのズルいよね!?
雲の上に記憶を預ける
元ネタとは真逆の使われ方にゾクっとしました。非常に恐ろしいしえげつない。ゲームを終えてみると最終エリアのことだというのが実感できます。
FF14世界のアレクサンドリアは空が見れないんですよね この微妙な表現の違い…
独りぼっち/独りぼっちじゃない
エーコは種族の中で独りぼっちになってしまった子でした
また独りじゃない、はFF9終盤に出てくる名シーンで流れる象徴的なBGMです
いつか帰るところ
これもFF9の中に流れる大きなテーマであり、何度も出てくる名台詞です
タイトル画面で流れる曲の名前でもあります
優しいのに寂しげで大好き
ソリューション・ナイン
FF9のジタンのトランス技。
街には精霊モンスターのモチーフが町中に散らばっていました
精霊モンスターはFF9にいる不思議なモンスター。
彼らが欲しい物をあげるとFF14でもおなじみオズマさんとの闘いが楽になります。
他
◆ダンジョン
91ID ラスボス アポリオン
FF9の終盤に出てくるモンスター、アバドンに似てる…?
FF9からモンスターを流用しているFFCCにもアバドンはいました
93ID 1ボス フェザーサークル・メイワクテイル/メイワク状態
珍しく名前も見た目もそのまま?
FF9にあった状態異常がメイワク状態
メイワク状態のキャラが攻撃を受けると他のキャラにもダメージがいく
名前の通りメイワクな状態異常
◆他のサブクエスト
ブリ虫
きみの小鳥になりたい
FF9ではジタン達が演じてた劇 ガーネットさんの愛読書(脚本)
BGMのタイトルでもあります
このサブクエの中で出てくるFF9の『とんがり帽子』は
ビビを始め黒魔道士たちの象徴
まとめ
感情で申し訳ないですが、とても楽しかったです!
あくまでも自分がプレイしているのはFF14であって、原作FF9ではありません。
そして原作の記憶を思い出しながら、楽しく遊ぶことが出来ました。
ただし正直今回FF9の表現は捻じれたいびつなものがあり
少なくとも自分もただ素直に楽しいとか
気持ちいいだけを感じたわけではありません。
いきなりアレクサンドリア(ソリューション・ナイン)に
行っていたらただしんどいだけだったと思います。
けれど序盤のヨカフイ族でFF9のテーマを肯定してくれたことで
最後まで信頼することが出来ました。
100IDの光景も半分は絶望から号泣しています。
しかし大好きな街がラストダンジョンとして
フィーチャーされるなんてFF14にしかできないことだと思います。
ネガティブがあるからの強烈なフィクションの感情体験、楽しかったよ!
個人的に現状の黄金のレガシーの感想すら
発売後のFF9の感想に近い物を思い出しています
そんなところまで疑似FF9体験なのですが
つまりいつか評価が変化するときが来る可能性もありますし
FFシリーズがどこかしらで攻めてるのは常なんですよね
今のFF14が出来る限りのなかで表現をしてくれたんだなと感じています。
憶測ではありますが
こんな歪な表現、よっぽどFF9に感情ないとできないのでは…
FF9を目一杯取り上げてくれてありがとうFF14
ぜひぜひまたFF9をフィーチャーしてください。
素敵な場所や物語がキャラクターがまだまだたくさんあります
FF14と混じりあって再構築されるFF9は
妄想大好きなオタク心が擽られます 楽しい!
いつかどっかで真っ直ぐFF9の良さが
伝わるようなオマージュも見て見たいねえ
でも過去FF9オマージュ作品の中では
一番しっかりFF9のテーマも(捩じりつつ)
尊重しながら描いてくれていたと思っています 本当に楽しかった!
結構見落としてしまっており、まだまだFF9の小ネタあると思いますし
間接的に思い出すことが出来るという表現が強いので
自分とは違うFF9の再確認や発見されている方も多いと思います
みんながFF9の話題をしてくれたら非常に嬉しい