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vol・4「スーパーマリオUSA」


概要

原作は夢工場ドキドキパニックというソフトで、キャラクターをマリオに差し替えたものを海外で発売し、それを逆輸入して本タイトルで発売したという少し複雑な経歴を持ったソフトのようです。
そのためいつものマリオとは少し違ったテイストの作風になっております。


内容

前述したように本作は少しいつもと違うテイストなので、設定にもさまざまな違いがあります。
まず、敵がクッパではなくマムーというキャラですし、道中に出てくる敵キャラにクリボーもノコノコもいません。ヘイホーやムーチョという見たこともないキャラです。

プレイアブルキャラクターはマリオ・ルイージ・キノピオ・ピーチの4人がおり、各キャラクターには個性がありそれぞれ操作性が異なります。例を挙げると、高く飛べるルイージ、少し空中浮遊できるピーチなどです。
これらマリオたちの設定は現在にも引き継がれている部分が多くあり、外伝的な作品ではありますが、今作も充分マリオの世界観に影響を与えていると言えるでしょう。

さらに最も大きな違いは攻撃方法です。
基本マリオが敵キャラを倒す動きとしては、踏みつけるやパワーアップアイテムで攻撃するというものですが、今作は地中に埋まっている野菜を引っこ抜いてぶつけるか、敵を持ち上げてぶつけるかというシステムになっています。これは慣れるまで少し時間がかかるポイントかもしれません。

難易度ですが、ゲームバランスは難しすぎず、簡単すぎずちょうどよい仕上がりになっているかと思います。しかしファミコン特有のコンティニューに制限があるという事を加味すると非常に難しいでしょう。こちらもマリオコレクションでのプレイを推奨いたします。


感想

いつものマリオに少し飽きた、そんなあなたにお勧めしたいのが本作です。いつもと違った世界観、少し癖ある操作性があなたをワクワクさせることでしょう。
鍵を取ったら襲ってくるカメーンには恐ろしい思いをさせられたものです。

ボリュームはやや控えめではありますが、ゲームの完成度は高くバランスもクオリティも全く本筋の作品に引けはとりません。

難易度★★★
内容量★★
操作性★★★
お薦め度★★★

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