リフレーミングで前向きに考えよう
現在の従業員が抱えているストレス問題には仕事の量や質のほか、仕事の失敗や対人関係が大きく関わっているとされています。
実際に仕事で失敗してしまうと「自分がダメだったからできないんだ」というふうに思い込んでしまいます。
しかし少し考え方を変える練習をするだけで自分の中のネガティブな考えをしてしまう傾向にも気がつくことができるのでストレス軽減に繋がると言われています。
今回はそんな手法の一つである「リフレーミング」について説明をしていきたいと思います。
リフレーミングとは?
ネガティブに捉えてしまう物事も、そうではなくて肯定的な視点での意味づけをして新たにその物事を認知し直すことです。
物事は変化させることは難しいですがそれに対する捉え方をポジティブなものにすることでストレスが軽減されることを狙いとしています。
なぜリフレーミングがいいの?
リフレーミング手法による効果は以下の通りに言われています。
①ストレス低減
「自分はダメだ」という認識や失敗による過度な落ち込みがストレスに繋がりやすいと言われています。しかしそこに対する認識を変えることで落ち込むだけではなく自分の新しい側面やポジティブな側面が見つかりやすくなり、結果ストレス耐性がつきやすいと言われています。
②アイデア力の育成
今まで自分が持っていた視点だけではなく新たな視点から物事をみる癖がつきやすいので発想力がつくのではないかとも言われています。確かにネガティブな視点からでは見えなかったことも出てきて効果的かもしれませんね。
リフレーミングをやってみよう
実際に認知の枠組みを変えることは難しいと言われていますが何回か練習することで意識的に変化させることはできます。
①時間軸からリフレーミングしてみる
例えば新人時代の時に仕事がうまくいかず落ち込むことがあると思います。「自分ってこの仕事に向いていないのかも」と思うこともあるかもしれません。
しかし時間軸を変えて未来の時点から考えてみると「この新人時代は失敗してもその経験を積むことでこれからに繋がる」というふうに考えられるかもしれませんね。
②他人の視点に立って考える
例えば部活の試合であなたの失点で負けたとします。その時あなたは自分のせいだとせめて落ち込んでしまうかもしれません。しかし他人の視点になって考えて見たらどうでしょうか?「自分も失点してしまっていたからあなたのせいだけではない」「また頑張ればいい」というふうな考えもあることに気がつくかもしれません。
③もし.....だったらと考える
もし失敗やミスをしてしまって落ち込んでいたとしても「もし自分が上司だったら、母親だったら、ポジティブな友人だったらどうするだろうか」と別の人の視点に立って考えることで新たな捉え方ができると思います。
④言葉を変えて考える
例えば「仕事が遅くて迷惑をかけてしまう」という捉え方を「私は遅いかもしれないけどその分仕事を丁寧にやっている」というふうに枠組みを変えてしまうことはできますよね。この手法はかなり難しいですが、言葉を少し変えるだけでポジティブな物の見方になります。
他にも様々なやり方はありますがここでは代表的な4つに絞って紹介しました。
いずれにしろ今持っている自分の認識や捉え方に縛られすぎるのではなく視野を広げて考えることでストレスにもうまく対応できるようになるかもしれませんね。
さいごに
新型コロナの影響で、テレワークへの移行を進めている企業様が増えており、その中でも社内の従業員ケアのための体制づくりが課題となるケースが多くあります。
「メンタルヘルス対策といっても何からすればいいかわからない...」
「急なテレワークへの移行で従業員へのケアが行き届かない...」
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