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中国上海渡航の記録(2021年1月10日)番外編:隔離生活のアドバイス

私が浦東空港からホテルの部屋に到着したのは、日付が変わって2011年1月11日の深夜でした。そして今、この記事を書いているのは1月23日の夕方、隔離生活が明日で終了する13日目です。「番外編」は2週間の隔離生活で何があれば便利だったのか、酒類の手に入れ方など、これから隔離される方々に参考になりそうなことを記します。
パート1:渡航前の準備
パート2:渡航当日、搭乗まで
パート3:中国入国後、隔離まで

日本から持ってくれば良かったと後悔したもの

全ての隔離ホテルが同じではないと思いますが、私が隔離されているホテルは、日本国内の出張で使うビジネスホテルの最低限の設備・備品をイメージしていただくと間違いないと思います。渡航前に持参すれば良かったなと思う日用品を書いておきます。

洗濯石鹸と洗濯板
隔離されているホテルには洗濯機がありません。「快递」で最初に購入した日用品が洗濯用石鹸でした。誰にも会わないと言えども、下着くらいは毎日変えたいですよね。私は2日に一度、手洗い洗濯を行っています。

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タオル類
タオルは大小1枚ずつしか用意されておらず、交換はありません。(ベッドシーツも同様です)友人の隔離されたホテルは、洗濯物が全く乾かなかったと言っていたので、小さなタオル数枚は持参することをおススメします。

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コップ
部屋には紙コップが5つ準備されていました。紙コップなのでコーヒーを入れたりすると、色がついてしまい何度も使うには、かなり汚く見えます。コーヒーやお酒を飲む方は、コップを1つ持参することをおススメします。

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髭剃り
オンライン会議では画面上とはいえ毎日のように誰かと顔を合わせますよね。歯ブラシ、シャンプー、コンディショナーなどはありましたが、髭剃りは無かったので、持参が必要です。

食べ物
毎食届くお弁当は、中国のローカルフードらしい匂いがあります。苦手な方は、ふりかけや、お湯で温めれば食べられるレトルトカレーなどを持参されることをおススメします。

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どうやって酒類を手に入れるか

お酒を普段のまれる方は、この隔離期間中もやっぱり飲みたいですよね。私も毎日晩酌をするので、隔離期間中も当然、毎晩飲んでいます。隔離期間中に酒類の入手方法は2つです。

1:渡航前に買って持ち込む
前の記事でも書きましたが、空港の免税店は通常通り営業しているので、そこで調達して持ち込んで下さい。中国は750ml以下の瓶で2本までは免税で持ち込み可能です。

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2:隔離中に入手する
隔離期間中も「快递」が使えることについては前の記事で書いた通りですが、改めて酒類については「購入不可」のルールがあります。購入しても、ホテルスタッフがチェックして、取り除いてから部屋まで配達されると聞いていました。ところが、初めて「快递」が届いたとき、いつも通りビニール袋の明け口が縛られていて、「本当に中を調べてるのか?」と疑念が湧きました。そこで、翌日は他に欲しいものと併せてビールを購入してみると・・・普通に届きました!これは私が隔離されていたホテルだけかもしれませんが、恐らくチェックはしていません。

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同じタイミングで別のホテルに隔離されていた友人は、自分の会社のスタッフに頼み、段ボールの底に酒類を忍ばせ、その上にスナック菓子やカップラーメンを積み、パッと開けただけでは分からないように送りましたが、これも段ボールを開けた形跡なく部屋まで無事に届いています。最も警戒した友人は、グレープジュースの瓶の中身をワインに入れ替え、送ってもらいましたが、これはもちろん問題なく運ばれています。

隔離期間中のオンライン飲み会は本当におススメ

2週間の隔離生活で仕事ばかりをしていると、機械になったような気分になります。オンライン会議・メール処理・資料作成などなど、気を付けないと朝から晩までずっと仕事、オン・オフの境が全くなくなります。渡航前は良い機会だから溜まった仕事を片付けられる良い機会、誰にも邪魔されない環境もありかなと思っていました。在宅ワークが増えて1日家から出ない日もあるかと思いますが、「出ない」と「出れない」は全くかかるストレスが違います。そして、何より、1日ではなく14日間続きます。

私が最もストレス解消になったのが、「オンライン飲み会」。14日間でオンライン飲み会を6回行いましたが、純粋に楽しいだけでなく、日常を取り戻すような感覚でした。他にもオンラインセミナーなど、ほぼ毎日のように何らかのイベントに参加していましたが、仕事関係のセミナーなどは「オン」の状態が続いてしまい、余計に疲れとストレスが溜まっていきました。
渡航前にオンライン飲み会の予定を入れておくことをおススメします。

壁が薄いことは知っておいて!

私が隔離されたホテルは壁が薄いので、隣の音がよく聞こえます。壁が薄いことに気付いたのは、2日目の夜のことです。隣の部屋から大きなイビキが聞こえてきました。毎日、23:00には就寝する、生活リズムが整った方のようです。連日、オンラインで会議や飲み会を行っていたので、最初の数日だけは、自分の声が大きくならないように気を付けていました。初めての週末、隣人は、よほどストレスが溜まったのか、4時間ほど大きな声でサザンを熱唱していました。この「熱唱事件」があってから、自分の声や音について気にすることなく、快適に過ごせました。特殊な環境なので、お互いに気持ちよく生活できるように気に掛けるのは大事ですが、あまり人のことを気にせず過ごすことも必要ですね。

スタッフのみなさんへの感謝

酒類を手に入れて、オンライン飲み会をおススメして、本当に矛盾しますが、ホテルスタッフ・医療スタッフの皆さんは本当に親切に対応頂き、感謝しかありません。出来る限り、スタッフのみなさんの手を煩わせないようにお過ごし頂ければ嬉しい限りです。

この記事を書いているとき丁度、開放に向けてのPCR検査を受けました。次回パート4では隔離終了の流れを書いていきます。

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