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気が付いたら隔離されてました・・・ 上海日本人陽性者発生により

先日、48時間の突然くる隔離に遭遇しました。Twiiterなどで断片的な情報はありましたが、時系列で細かく書いてある情報がなかったので、今後同じような境遇になる人もいるかと思い記録しておきます。但し、僕の住むエリア、マンションでの話なので、場所によって異なる部分があります。あくまで参考までに読んで頂ければ嬉しいです。
僕の置かれていた状況は少し込み入っていたので先にお知らせします。
・隔離後、すぐ中国国内での出張を控えていた。
・出張後、すぐに一時帰国を控えていた。
では、隔離当日の朝から時系列で書き記していきます。

12/11(金)日本人陽性者のニュース

確か12/11(金)だったと思うのですが、日本人のコロナ感染者が見つかったと一報がありました。このときは、まさか自分の身に関わるなんて全く思っていなかったです。

12/12(土)隔離前(全く危機感のない日常)

いつものカフェで友人と『昨日、日本人の感染者出たみたいですね、人が多いところは控えた方が良さそうですね。ところで今日の忘年会ですが・・・』と、人が少ない店で友人と二人だけの忘年会なら問題ないと、まだまだ他人ゴトでした。帰り際、週末はお客さんの少ない居酒屋で18:00集合の約束をして、帰宅しました。

12/12(土)17:00 知らない間に封鎖

家でテレビを観ていると、仲の良いお客さんからWechatで『同じマンションに住んでいるスタッフが、外に出れない、封鎖されたと言っていますが大丈夫ですか???』とメッセージが。すぐに窓から下を見ても、何も変化がなく、焦って1階に向かうと、外に出るドアが閉ざされ、ロープが張られていました。外にいる管理会社の職員が身振り手振りで「出るな!」と言っています。知らない間に、マンションが封鎖されていました。

写真は隔離直後のモノではなく、隔離中に差し入れをしてくれた、うちのメンバーが撮った2日目の様子です。

12/12(土)18:00 事情を知らされる

Wechatで連絡した管理会社とようやく連絡がとれ、事情を聴くことが出来ました。管理会社によると『陽性者の日本人と一緒に飲み歩いていた人が、同じマンションに住んでいるので、これから最低48時間、隔離します』とのことでした。『おいおい、それはかなり感染可能性の高い濃厚接触者では?』と、かなり不安に。それからしばらくして、管理会社に指示されたエレベーターホールに貼られた紙を見に行くと、「外卖は1日3回管理会社が部屋まで持って行きてくれる」、「PCR検査のスケジュール」が記載されていました。

12/12(土)21:30 ようやく初回のPCR検査

翌日予定していたスケジュール変更のご連絡や、外卖で頼んだ夕飯も無事届き、食事を終えて、ひと段落していると、最初のPCR検査がようやくやってきました。1階に行って受診するマンションも多いようですが、私のマンションは部屋までスタッフの方が来て実施。突然の隔離で、苛々している人も多かったと思いますが、PCR検査のスタッフの皆さんが笑顔で優しかった。スタッフのみなさんも大変な中で、この気遣い、苛々していても仕方ないなと。こういう時の笑顔って、とてつもないパワーを発揮しますね。

12/13(日)封鎖解除条件を確認

朝起きてすぐに、昨晩のPCR検査結果をスマホで確認すると、既に反映されていて「陰性」、とりあえずはホッとしました。
いつものようにオンラインで仕事をして、午後になり管理会社へ連絡すると、『2回目のPCR検査で全員陰性ならば、明日の17:00には封鎖解除になる』とのこと。ここまで「最低48時間の隔離」とは言われていましたが、明確に解除条件などは知らされていませんでした。他のマンションの情報から推察は出来るのですが、やっぱり不安だったため、ようやく少し安心しました。夕方17:30に2回目のPCR検査が来て、後は結果を待つだけの状態になります。この時のPCR検査結果も反映されていたのは翌朝でした。

12/14(月)17:00 隔離解除

解除予定当日、12:00に管理会社に連絡すると『まだ2人分PCR検査結果がでていない。2人が陰性なら予定通り17:00に解除する』とのことでした。「何故2人分結果が出ていないのか?」これはかなり焦りました。とはいえ、何もできないので、17:00を待ち続けます。
17:00になっても、何も連絡がないので、意を決して外に出てみるとマンション住人のみなさんも、廊下に出て窓から下を見たりと、出て良いのか分からず迷っていました。エレベーターで1階に降りてみると、ドアが開いていました!1階のにいた管理会社のスタッフから出入り口に貼られた案内を読むように指示され、ようやく開放です。

隔離後の健康観察期間

隔離解除後は12日間は健康観察期間に移行されます。
・不要不急な外出は控えること
・期間中指定されたPCRを2回受診すること
・毎日2回、体温を報告すること
が指示されます。体温の報告はエレベーターホールに部屋番号が書いてある表が貼りだされ、自分で記入する形式でした。


但し、僕の場合は隔離解除翌日の15日(水)には広州への出張、17日(金)には一時帰国を控えていました。管理会社に確認すると、出かけてもOK、飛行機に乗ってもOKとのことでした。更に、マンションから離れるのであれば、体温の報告も、指定されたPCRも受診しなくてOK。つまり、健康観察期間も普段通りの生活を続けてマンションにいるのであれば、報告してねと言うことです。なるほど・・・だから健康観察期間が「コミュニティ健康観察期間」と名付けられているのですね。隔離中も健康コードの色は緑色のまま、隔離後は予定通り出張することが出来ました。

まとめ

48時間の隔離は突然やってきます、そして、いつやってくるか分かりません。たった2日間ではありますが、急に自由を奪われ、いつ解放されるか不透明な状態は、かなりのストレスになります。ましてや、大事な仕事や、私のように帰国を控えていたりすると尚更です。気休めからもしれませんが、同時期に多くのマンションが突然隔離されましたが、48時間以上の拘束をされたモノはほとんどありません。苛々しても仕方ないですし、自分の家での48時間、生活する上で大きな支障はありません。
人はコントロール出来ないこと状況に対して非常にストレスを抱える生き物なので、48時間で普段できない何かをしようなど、コントロール出来るものに着目して過ごされると少しはストレスが解消されます。この記事を隔離中に読まれている方がいれば、是非試してみて下さい!

(私は無事帰国して、日本でこの記事を書いています)

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