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腰だけ見ない。【腰痛治療】
こんにちは。アスレティックトレーナーの江本です。
今回はシンプルですが、腰痛に関して書いていこうと思います。
腰が痛い!っとなった場合疑うべき疾患を紹介します。
①腰椎椎間板ヘルニア
②腰椎分離症
③腰椎すべり症
④筋膜性腰痛
⑤ぎっくり腰(いわゆる腰椎捻挫)
⑥腰椎脊柱管狭窄
大まかにこんな感じですが、この中で主に一般的な腰痛と捉われやすいのが
④筋膜性腰痛
⑤ぎっくり腰
この2つになるかと思います。
今回はその2疾患の評価そして治療に関して書いていきたいと思います。
※あくまで個人の見解になります。
▪️筋膜性腰痛/ぎっくり腰
腰周りの筋肉、筋膜(筋肉の周りにある膜状のもの)に何らかの異変が起こり痛みが出ている状態です。
やるべき事まずは触診です。
◆どこの筋肉に痛みが出ているか?
→患者さんと会話しながらしっかり特定します。
※痛みの出ているところに水性のペンで✖️印を付けておくと分かりやすいです!
続いて動作の評価をしましょう。
◆どの動作で痛みが出ているか?
→屈曲型?伸展型?回旋型?それとも混合型?
どういうパターンで痛みが出ているのか?
その患者さんの痛みに合わせて診てあげます。
※その際に患者さんの表情を見てあげるのもポイント。
表情1つで痛みの度合いが大体予想が出来るので、治療の際に患者さんに対して愛護的に対応出来るかと思います。
ここまできたら原因となる筋肉をスクリーニングしていきます。
一般的に屈曲型腰痛であれば頚-背中-臀部-大腿後面などの身体の後ろのラインの筋肉が原因となる事が多いです。
伸展型腰痛であれば逆のラインの胸-腹筋-股関節前面-大腿前面などです。
これはあくまで理論上なのでイレギュラーのパターンもあります。
ここの基礎情報を元に全身の筋肉をチェックする事が痛みを取る事に繋がります!
◆治療方法
ここは治療する人によるかと思いますが、
・電気(HV:ハイボルテージ)
・超音波(もくしくはラジオ派)
・メディセル(筋膜リリース)
・手技
僕はこの4つが効果あると感じています。
基本は温熱療法になりますが、
①HVをする事で患者さんの疼痛閾値を上げる事が出来る為やればやる程痛みを感じにくくなり、最終的には痛みを取る事が出来ます。
②超音波、ラジオ派を流す事でより深部の筋肉をほぐす事が出来るので身体の奥深くから痛みを取る事が出来ます。
動作の際に突っ張るという事が感じにくくなります。
③メディセルは簡単に言うと機械で行う筋膜リリースです。機械で行うので一定の圧力で筋膜を剥がす事が出来ます。動作で痛みが出ている時筋肉と皮膚が癒着している事も多々ありますのでこのメディセルを使用して筋肉と皮膚を剥がしてあげる事で動作が楽になります。
※強く、長くやりすぎると跡が残りやすいのでそこが注意です。
④手技としては、指圧とストレッチがメインです。
どんなに機械で治療してもやはり最後は人の手の方が勝ると思っています。最初に触診した時と比べての筋肉の張り感を自分の手で確かめる事は大切です。
腰回りの指圧は特に【指先】だけに力を入れて施術すると痛みを伴います。指を置いたら体重をかけるだけ。指に力を入れない。
ここを意識して行う事で患者さんにも苦痛を与えずに治療を行う事が出来ると思います。
痛いのは誰でも嫌ですからね…😅
※ここからは僕の経験談ですが、
腰に痛みが出ている場合多くは上半身が原因な事が多い気がしており、その中でも特に【肩甲骨周囲】【広背筋】この2箇所がポイントかと思います。
どちらも背筋群に属しているので、脊柱の過度の緊張が次第に腰椎の前弯に繋がりそれが不良姿勢となり痛みが発生するのかと思います。
またその2箇所が硬くなってしまう事で起こる代償動作が原因で腰が痛くなるパターンもあります。
腰に痛みが出る方にはこの【肩甲骨周囲】【広背筋】に対しての評価もしてあげると良いと思います。
身体は不思議なもので全部が理論上の知識に当てはまる訳ではありません。
◆その人に対してしっかり評価をして、施術をする。
◆その人の悩みを聞いてしっかり対応する。
この2点を意識して現在の職務に努めています。
もちろんまだまだの技術なので日々もっとスキルを磨いていきたいと思います。
SNSもやっておりますので、もし興味があればフォローしていただけると幸いです。宜しくお願いします🙇♂️
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江本 賢吾