アートは心の栄養か?
こんばんわ、けいくんです。
僕はADHD、発達障害を患ってることもあって、何か行動を起こすときに衝動的にやってしまうことが多いです。
今日も、突如として「あの展示会を見に美術館へ行こう!」とお昼ご飯を食べてる時に思いつきました。そんな話です。
アートとADHDのお話
ADHDの特徴である、多動や興味の移り変わり。例によって僕もそうです。すぐに色んなことに興味がわき、のめりこんでいる。気づいたら冷めている。。そんなことがしょっちゅうです。
アートに関しても、何か一つのものが好きというワケではありません。ビジネス書を読んでいて、山口周さんが「ビジネスマンにアート的思考が必要だ!」と言えば、僕は感化されてアートを見に行くようなやつです。
そんなわけで、昨年と一昨年は出張で東京へ行ったときなど、タイミングがあえば色々な美術展をめぐりました。
1・新 北斎展 /東京
浮世絵のすばらしさや、西洋へ伝わってピカソなどに影響を与えた…
「ジャポニズムはすごい!」と感じたり、北斎の何度も転居して絵を描き続けたり、自分の技法を追求する生き方に胸を打たれました。
2.京の刀 特別展/京都
日本の伝統工芸である刀。あの曲線美や、鍛え抜かれた鋼の美しさ。紋様。普通の人は銃刀法違反になるため、持つことができない、刀の魅力に取りつかれました。匠の技とか、なんか好きなんですよね。
3.落合陽一 個展 質量への憧景 /東京
落合陽一さんの写真個展。よかった。他の人とは違った視点で切り取るひとだな、と感じた。なにかの意味を対比させたり、わびさび的なもの、退廃的なものも感じました。レンズが暗めなのも雰囲気がでてます。
4.クリムト展 /東京
ある人がおすすめしてくれた。多分、生涯の中で最もよかったと感じました。生きること、死ぬこと、女性、エロス、いろんなものをクリムトにみました。北斎展のあとにみたこともあり、ジャポニズムとの融合や、黄金様式といわれる金箔の使い方。また、絵画の額縁まで含めた全てを芸術ととらえたり。また行きたい。
5.きらきら★うるしワールド/金沢
漆塗りがなんとなく好きです。朱の色も黒も。すごく工程が長くて、時間がかかるんですよね。でもあの吸い込まれるような黒や赤が、なんか魅力です。日本って感じがする。
というわけで、ジャンルとかめちゃくちゃで、とりあえずいっぱい行ってるんですね(笑)
あ、今日はどこに行ったかというと、静岡でやっていたミュシャ展です。
ADHDと計画性のなさの話
そんなこんなで、いろいろ行ったわけですが、計画性とかなく、行きたいから行ったりとか。出張の帰りに、新幹線の時間までに寄ったりとか。
逆に、計画しているとその日の気分で「やっぱり今日は美術館じゃないわ」って思って辞めてしまうこともしばしば。
急に行きたくなったとき、だれか誘いたいなーと思っても、ほんとに急に思い立つのでなかなか誘えません。ランチや飲みならまだしも、「美術館行こう?」は「映画見に行こう?」の10倍くらいハードルありますよね。
アートは心の栄養か?
とくに好きな芸術家がいるわけでもなく、好きな様式とかあるわけじゃないんです。
なんとなく、アートを見て「感じる」。何かを。
心を洗う作業に近いのかもしれません。
食べ物って、その食べたものや栄養が自分の体を作っていくものであるので、それと一緒で。心や知識というか脳内で考えている栄養みたいなものかな?と。
感性を豊かにする、というと聞こえがいいけれど。
そんな感じで、アートもつまみ食いしている、ADHDでした。