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【LIVE】01Jun(sat)鈴木博文 古希記念 ライブ 「Wan-Gan King 70th Anniversary」
貴重な貴重なハンドマイク
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6月1日は鈴木博文 古希記念 ライブ 「Wan-Gan King 70th Anniversary」がありました。そこでワタクシはゲストで2曲ほど歌ったのです。
そもそも、
鈴木博文カヴァー・アルバム「16 SONGS OF HIROBUMI SUZUKI」のリリースが発表され(発売は6/25)、6/1は博文さんの古希祝宴ライヴでもあり、レコ発ライヴでもありました。
もう素晴らしいバンドと、アルバムに参加した素晴らしいミュージシャンが続々ゲスト登場、博文さんの音楽をみんなで歌いあって。
お客さんの笑顔が、明確に見えていたわけではないけど、なんかヒシヒシ感じられて、これはとってもいい夜だったと思うのです。
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ワタクシもこのアルバムにも参加しています。参加にあたり、これを博文氏への完全秘密裏のサプライズ企画にしようと、プロデューサーの平澤さん、あゆくんより厳しい箝口令が敷かれました。ま、ワタクシが最も危険人物だものね。
約束を守れる自信はあったし、実際にやり遂げましたが、そんなことより、この曲づくりがとても大変だった。
ワタクシはmoonridersでいちばん好きな曲「ぼくは幸せだった」を選びました。ライヴとかでもたまにカバーして歌ったりしているんだけど、とにかくご本家がちっとも演奏してくれないので。
湾岸スタジオのデジパフォは使えず(情報漏洩になるから)手元のMacBook ProのLogic制作に戻り、完全打ち込みに徹しようと。なんとなく浮かんでいたサウンドはエレクトリックだったのでこれはこれでよし。
歌入れだけは、プロデューサーのあゆくんのスタジオ「日野音楽室第Ⅲ 」でお世話になりました。スタジオのマイクとワタクシの声はけっこう相性がいい!
原曲では慶一さんとくじら(武川雅寛)さんが歌っているので、そのくじらさん役のヴォーカル、、コーラスしか聞いたことないけど、emmaのヨロヨロヴォイスを支えてくれそうで、ドラマー樋口拓美くんに白羽の矢を立てる。歌入れのとき一緒に来てもらって、ペダルとかシンバルとかも用意してくれていたのに、ひたすら歌だけ歌ってもらいました。ヴォーカルデビューしてもらいました。ワタクシの狙いどおり。素晴らしかったです。
サウンドも、打ち込みたいトラックは作れたのだけど、手持ちの音源ではどうしても表現しきれなくて、あゆくんにめちゃくちゃ手伝ってもらった。ワタクシのMIDI dataを送ってかっちょいい音源に差し替えてもらったりして、ワタクシのやりたいことへのあゆくんの解像度の高い翻訳力に頼りっぱなしでした。根源的なところであゆくんの趣向は好きだし信じているから、これはどうですか?って送られてくる音源データが楽しみだった。
あれ、ぜんぜん大変ではないじゃない!いや、ほら、秘密裏なのでスピーカから音をだすことができないのは大変だったですよ。ヘッドフォンはめて、ずーーーっとぽちぽち(ワタクシはMIDIキーボードを使わずひたすらポチポチする派)やっていたのでね。ぽちぽちぽちぽちポチポチ。
ひぐちくんありがとう、がライヴのMCでちゃんと云えなかったのが後悔。
ひぐちくん、あゆくん、ありがとう。
ライヴは、あゆくん率いる最強バンド布陣にゲストが何人も入れ替わって披露するスタイルだったのだけど、ワタクシだけ、最強バンドのおやすみタイムとなり、あゆくん、やなぎさわまちこさんによるサンプラーミュージックと、博文さんとのツインヴォーカルで歌った。「できればハンドマイクで」とのあゆくんのアドヴァイスどおりハンドマイクしてみたけど、後からアーカイヴ見たら、そのあとの3776さんとかキスエクの5人はやっぱマイクの持ち方がこなれていて、ワタクシはちょっとへぼい。学ばなくては。
自分だけバンド演奏でないことに最初はもやもや思ったけど、自分の作った音源イメージをFEVER規模の会場で聞けて歌えるなんて、むしろ嬉しかったな。好意的に聞いてくれた感想もあったりで、emma エレクトリック路線をもうちょっと掘ってみようとも思います。
もう一曲は「捨てたもんじゃない世界」
鈴木博文アルバム『どう?』の収録曲で、このアルバムから、あゆくんもまちこちゃんもワタクシも博文さんの音楽に関わるようになったんだ。イベントの中で最も削ぎ落としたサウンドだったと思う。それって自分の役目だった気がする。
鈴木博文カヴァー・アルバム「16 SONGS OF HIROBUMI SUZUKI」はとにかく素晴らしいです。すばらしい方々が集結し、各曲のレヴューは著名なエキスパートが既に随所で語っているのでそれを読んでもらうとして、いや、こんなすごいアルバムができて、楽しいライヴができて、鈴木博文氏はきっとすごいのでしょう。なんとなく素直にそうだわって思えない、中年思春期のemma でした。
📷新藤早代