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21 直感を信じる

小学校卒業文集を丁度書き終わった頃だろうか、自分の進路選択には、なんの疑問も持たず、学区内の中学校に通うものだと思っていた。周りもみんなそうするものだと思っていた。ところが丁度良いタイミングで、学区外の学校を選択できるお知らせが届いた。

行くはずだった地元の中学校のジャージが、茶色でダサいことで有名だった。学区を超えて違う中学校に行けば、青いジャージが着れるじゃないかと、安易な憧れを抱いていた。

みんなと違うことをするのはとてもワクワクする。母親が、「一つ先の学区の中学校なら、吹奏楽が強いから行ってみたら」という一言で、締め切り三日前に、ノリで、学区外進学届をハガキで出した。ものすごく直感的な判断だったと思う。直感的な判断はリスクも伴うけれど、人生を面白い方向に連れて行ってくれると思う。引かれたレールから一歩外れること、直感を信じることの大切さはここで知った。

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