見出し画像

イタリア人も落ち込むことはある

今日はダメだった。精神的に落ち込んでしまい、どう頑張ってもポジティブになれなかった。特に何か嫌なことがあったわけではない。むしろ、(食べる物がないから出かけたくなかったけど仕方なく行った)スーパーマーケットで、随分久しぶりの友達と会って嬉しかった。でもダメな日はダメ。色々なことに対して不安になり、何をやってもうまく行かないように思えて、前に進めなかった。

ちなみに欝とかひきこもりとかは決して日本人だけではない。イタリア人にもある。多分、日本の皆さんは、イタリア人は年中、能天気に楽しくストレスなく生きていると思っているだろうが、本当はそうでもないのだ。イタリアでもカルチャーセンターでは「ポジティブシンキング講座」があって、これが結構な人気講座だったりする。世界的に人気の「マインドフルネス」とか、瞑想講座のようなものも流行っている。

イタリアでも「ひきこもり」はあり、日本語のHIKIKOMORIがそのまま使われている(SUSHIとかMANGAとかと同様に)。イタリアでは、大人になっても仕事をしないで実家に居ついていても(これは日本だとパラサイトかな?)、ママが甘やかしてくれて周りからも別に何も言われないし、学校で何か問題があったら親が乗り込んでいくモンスターペアレンツばかりなので、子供は比較的健全なのかもしれないが。

とはいえ、イタリア人にだってダメな日はある。だから、私は今日やらなければいけないことも色々明日に回すことにする。明日、少しだけ調子が良くなったら、Chi se ne frega (直訳:誰が気にするの=気にするなよ)と言おう。

(写真は私が去年の12月にミラノに雪が降った時に撮ったもの)

いいなと思ったら応援しよう!