お気に入りの曲①

BTOBの曲の中で大のお気に入り曲について書こうと思う。
公式動画はこちら👇

メンバー全員が好きなのにも関わらず、ユニットのBTOB-BLUEの曲を選んでいるが、この4人が奏でる歌声にすっかり惚れ込んでしまったので仕方ない。眼福耳福。
このMVの好きなところは有り余るほどだが、いくつか挙げてみたい。
①衣装!4人それぞれにとてもよく似合っている。スタイリストさんに拍手。
歌う順でまずチャンソプさん。目にかかる前髪…首元のリボン…胸元の2個の宝石…袖口のポンポン…そして座った時に足首があらわになる丈の足元。切なく儚く歌うチャンソプさんにこれ以上合うものはあるのだろうか。
お次はソンジェさん。青緑のストライプシャツ。長い首を縁取るぴらぴらの襟。同じくぴらぴらの袖口。内側タックの上にふんわりと乗った星のネックレス。名前の漢字名を星材と書くからだろうか。
そしてウングァンさん。ベーシックなスーツに首元の縞々。詳しく知らないけれど、ネクタイを内側に入れたもの?な訳ではなさそうだから隠しシャツだろうか。胸ポケットのハンカチが控えめに出ているのが良い…! そして少し短め丈の足元。座ると足首が見える長さが絶妙。
最後に花束を片手に現れるヒョンシクさん。部屋が薄暗く分かりにくいが、白タートルネックにボルドー色のセーターを合わせているのだろうか。胸元で煌めく銀色のチェーンと、耳たぶと耳輪に小ぶりのピアスというシンプルな組み合わせ。

②照明の工夫も気になる。最初は一定の明るさだが、4人が背中合わせで座り、ヒョンシクさんから歌い始める2番で、スモークの増加とともに、明かりが明るく暗く、やわらかくチカチカしている。4人のお顔が翳ることで表情が加わり、この歌詞の切なさがより伝わると感じた。

③4人の表情も本当に良い。まず誰とも目線が合わない!合いそうで合わない絶妙な顔の角度や伏せがちな目。それぞれの感情を一言で表すなら、悲哀に満ちたウングァンさん、儚く切ないチャンソプさん、物憂げなヒョンシクさん、心苦しげなソンジェさん、といったところだろうか。

④やっぱりカメラワークも良い。このMVのメイキング映像もあって、その中でプニエルさんが監督として携わっている様子が収められていた。プニエルさんが実際にカメラを回していたのかは分からないが、メンバーの表情がよく引き出されていた。さすが。背中合わせで歌っているところをゆっくりと回りながら撮っている部分で、パートを歌い終わりそう、というギリギリのところで収まっているのが上手い。

⑤最後にメンバーそれぞれの私的お気に入りポイントをひとつずつ。ひとつどころではないけれども。
ウングァンさんは、歌の一番でケーキを前にソファに座り、手にした指輪を落としたところ。表情がなんとも切ない。他のパートでも美しい歌声とともに切ない表情をしているが、私的にはこの部分が一番である。
チャンソプさんは、曲の後半でソンジェさんと絶品のハーモニーを響かせる直前の部分で、「僕たちはまた愛しあうことは叶わないのだろうか(歌詞訳)」と歌う時、それまで伏し目だったのと対照的に、顔に光が当たって輝くところ。美しい…
ヒョンシクさんは、皆が椅子に腰掛けてはじまる2番で歌い始める時に、チャンソプさんのふぅーーを継いで歌うところ。誰かの記事か、YouTubeのコメント欄か、どこで読んだのかは忘れてしまったが、ヒョンシクさんは高めの声を出すときに鼻をヒクッとさせるらしく笑、その時はわからなかったが、この動画では分かった。皆さんもご確認を。
ソンジェさんは曲の初めの音楽だけが流れている時に、カウンター席に座っている時。思い出に浸るように頭を後ろへ傾ける動作が何だか好きなのだ。

こんなにも洒落たバーで、こんなにも美しく切なく歌う4人を見ていると、なんだか文字起こしをしたくなってしまった。自分の解釈を交えながらやってみるので、興味を持った方はお進み頂けたら笑。さん付けをしないと落ち着かないが、小説(もどき)という設定のために敬称略とすることに笑。

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鈍く光る取手を押し開けると木のドアは軋んだ音を立てて開いた。一歩を踏み出すと、静かで悲しげな曲が流れ出す。後ろ姿で顔は見えないが、顎と首のラインはきっとウングァンだろう。ゆったりとした足取りで奥へ進むと、そこはぼんやりとした照明に照らされた、こぢんまりとしたバーだった。2人の行きつけだったのだろうか。
部屋の奥のカウンター席には空のワイングラスを片手に、物思いに耽る男性がいた。彼も後ろ姿だが、すっとした長い首はソンジェに違いない。
右の窓辺にはチャンソプが佇んでいた。すりガラスを通した柔らかな光が、彼の美しい横顔を照らす。そっと手に取った封筒は、彼女に渡すはずだったのだろうか。手紙を置いて窓に背を向けると、逆光で顔が翳り、切ない歌声が一層引き立った。ゆっくりと向かった先に座っていたのはやはりソンジェだった。
チャンソプの美しい歌声を引き継いで歌い出したソンジェは、心ここにあらずといった表情で手にした空のワイングラスを置き、両手を組んだ。斜め後ろのソファに座るウングァンの前には、小さな花火が添えられたケーキと、1時を指している四角いアナログ時計が乗ったテーブルがあった。外の光は明るいからお昼の1時だろう。とても切ない表情とともに、指輪が手からこぼれ落ちた。
ドアの方からヒョンシクがゆったりと歩いてくる。彼女に渡すはずだっただろう花束が右手に握られている。腰掛けた窓辺のソファにはチャンソプも座っていた。手にした淡い橙色の薔薇の花束の香りをそっと嗅いでから、チャンソプとの間に置いた。
寂しげな表情と、長めの袖に半分ほど覆われた手を組んで脚の上に添えた彼の姿は、後ろのカーテンから漏れる光も相まって幻想的な雰囲気を醸している。チャンソプが歌い終わらないうちに立ち上がったヒョンシクが画面の外へ出るとともにスモークが立ちのぼる。チャンソプも彼の行った方へ消えた。ソファに残された花束は、何だか萎れている。
画面は部屋の中心へ切り替わり、背中合わせに座る4人を映し出した。チャンソプの吐息のような声から始まる2番の歌い出しはヒョンシクだった。部屋の明かりは、彼らの心境を映し出すかのように、やんわりと点滅しだす。伏せがちな目をさらに閉じ胸に手を当てて歌う彼の耳には、小ぶりのリングが光り揺れる。
カメラはウングァンを通り過ぎてソンジェを映した。彼のまっすぐで苦しさが滲んだ歌声とその泣きそうな表情を見ると、こちら側まで胸が締め付けられそうになる。
チャンソプを通り過ぎて再び映し出されたヒョンシクが歌い出す。ギリギリまで引き伸ばしたのびやかな彼の高音に誰かの歌声が重なる。わずかな頬の動きからチャンソプだろうか。
ウングァンの柔らかいながら芯の通った歌声が響く。そのまま伸ばした声にソンジェの訴えかけるような声が重なる。チャンソプが続き、後ろの音の盛り上がりとともに歌声は高くなっていく。こぶしを軽く握る時のチャンソプの表情が良い。そして彼が顔を上に向けた時にその顔が照らされて、眼と胸元の宝石が光る瞬間が好きだ。
そしてこの曲のクライマックスであるチャンソプとソンジェの高音が響き渡る場面にさしかかる。感嘆のため息が出てしまうほどただただ美しい。高音を出し切った後のソンジェの表情も良い。そしてウングァンの柔らかな歌声で歌詞パートが締めくくられる。ウングァンとチャンソプのハーモニーで切なく終わった。天井の明かりはぐっと暗くなり、虚空を見つめたソンジェの顔を最後に終わる。

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語彙力と観察力の不足により、感じたことを全て言葉に表せずにいる。読むだけでMVの場面が浮かぶような文章が書けるようになりたいのに書けなくてもどかしい感じ。インプットとアウトプットの量を増やしたら良くなってくるのだろうか。それとも才能か。

公式のメイキング映像↓ MVではあんなに曲に入り込んでいた彼ら(特に小学生ライン)は通常運転だった笑

BTOB-BLUE Stand BY Meについては以上🙌

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