#14 多読と熟読
昨年はたくさん時間があったので、たくさん本を読みました。
ジャンルも多岐にわたり、ビジネス書から小説など、読みやすいものから時間のかかるものまで、読みました。
そして、「そういえば色々読んだけど、何が心に残っているかな?」と思った時、何十冊も読んだのに、咄嗟に思い出せたのはたった1冊!
写真に収めていたので、思い返せば「あぁ、これよかったなぁ…」と思うものはたくさんありました。
でも、「結局色々言っていたけど、何だったかな?」と思う本もたくさんありました。
驚いたことに、日本語の本より洋書の方が思い出すことができ、
日本語の本は1冊しか思い出せなかったのはなぜか…
熟読することでしか残らない
日本語の本より洋書の方が印象に残ったのは、日本語よりも熟読しなければ前に進まなかったからだと分析しています。
(読んだ冊数が数冊だったというのもあると思います。)
そして、日本語で唯一記憶に残ったのが、常に何冊も併読していた中で何度も読み返した「アンのゆりかご」でした。
Think Clearlyによれば、1度しか読まない場合、本の内容は3%程度しか記憶に残らないそうなのです!
多読も大事
でも一方で、多読も大事だなぁと思ったのは新聞でした。
日本語でも英語でも、昨年一年で創られた言葉もありますし、今までほとんどお目にかからなかった言葉が頻発することもありました。
自分のもの(聞いて読んで理解できるだけではなく、アウトプットする時に出てくるまでのレベル)にしようと思えば、何度もその言葉に出会うしか方法はないと言われています。
自分と相性の良い言葉は、数回で覚えられることもありますが、
ほとんどは「この間調べたばかりなのに、何だったかな?」「何度も調べてるのに、何だったかな?」と、本当に定着しないものです。
その点、新聞は日々の進捗を報告してくれるものなので、何度もその時大切な言葉に出会うことになります。
トレンドの言葉なので、話す・書くときにも使うようになり、それでやっと自分のものになるのです。(日本語も英語も、きっと何語も!)
多読と熟読を使い分ける
熟読も多読もどちらも大事だと思ったので、
私個人的には、新聞を読む=多読・本を読む=熟読にすることにしました。
でも良いと思って選んだ本が必ず熟読したいほど好きな本かどうかはわからないですよね。
なので、私は図書館で一度借りて「また読みたい」と思った本を購入するようにしています。
一度読んだら納得・目次だけで満足・ちょっとだけ読んで返却する本がほとんどです。
図書館でなかった場合は、本屋さんでチェックして、何日たっても気になる場合は購入するようにしています。
(本屋さんの場合は、さすがに全部読めないので、目次とそこから気になったページだけを軽くチェックしています。)
自分で試してみるしか方法は見つからない
読書は大事とどの時代も言われていて、
あれも大事・これも大事と言われて、結局どうするのがいちばんいいのよー?と、振り回されてしまいます。
多読や熟読については、どの方法でも間違いはないと思うので、
もし方法に迷われていて、「この方法なら私(俺)にもできそう!」と思われた方は、ぜひ参考にしてみてください。
私個人的には、この方法とてもバランスが取れていて、気に入っています。