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洋書を読み始めるタイミングは、TOEIC850点辺りからおすすめしています。

TOEICのスコアはあくまで目安にすぎませんが、
「洋書を読みたい」となると、何より必要なのが、文の構造=文法がある程度理解できていることです。

だいたいの文章が、スムーズに読めるようになった!と思って、洋書を手に取ると次にぶつかるのが語彙力。

今までは語彙力もある程度ないと、読めなかった洋書ですが、
今はだいぶハードルが下がったと思います。

スコア別、おすすめの洋書

楽しく洋書を読むには、自分のレベルに合ったものを探すのが大切です。
そこで、TOEICスコア別のおすすめ洋書について書こうと思います。

選んだポイントは、「全て辞書なしで読めるもの」にしています。
内容もとても良いものばかりなので、ぜひご参考いただけると嬉しいです。

TOEIC850~(TOEICのリーティングパートが完全に理解できるレベル)

IBCパブリッシングが出版している「IBC対訳ライブラリー」です。
左ページに英語、右ページに対訳が掲載されているので、
辞書を引く必要がありません。 

mp3音源もありますので、音読の練習もできます。
世界の名著ばかりなので、自分が好きだったもの。今さら読んでいないとはいえないけど、読んでみたかった本。などを選ぶと楽しいと思います。

IBC対訳ライブラリーに選ばれている本は、大人になって読んでも学ぶことがあります。
私も疲れた時などに手に取って、心を浄化させていることがあります。

TOEIC900~(仮定法・分詞構文などが読みこなせる大学受験レベル)

原書房から出版されている[英文対照]朝日新聞天声人語です。
こちらも日英表記があり、辞書が不要です。

音声がないのが残念ですが、写真で文字を読み取って音声にしてくれるサービスがあるので、活用してみてはいかがでしょうか。
(2021年3月7日時点で無料です。読み込む文字数制限はあります。)

こちらは、私も英字新聞で活用しています。
音声やスピードが選べて、無料とは思えないクオリティです!

あとは、洋書だと日常生活の延長を題材にしたものであれば、
難なく読めると思います。

私はKindkeで、恋愛小説家のニコラス・スパークスやジョジョ・モイーズをよく読んでいました。(今も読んでいます!)

TOEIC950~(倒置・省略・挿入や代名詞の指すものが理解できるレベル)

ここまでくると、英字新聞や洋書をすでに手に取られていると思います。

日常生活に英語がある、という方が多いかと思いますので、
Kindleの単語検索機能を使いながら、自分の好きなものを読むと本当に楽しいです。

私はJKローリング(ハリーポッターの著者)にチャレンジして、単語が難しいなぁと思い、語彙力を鍛えるモチベーションにしていました。

英文を読むにはまだまだ上があって、アメリカの雑誌「ニューヨーカー」がさっと読みこなせる方は、すごいなぁと思います。
ここまでくると、英語だけの問題でないのですが・・・

洋書を読むときに大切なこと

自分がどこのレベルにいたとしても、大切なのは「辞書を引かないこと」

これは勉強の時とは逆の発想になりますが、
本を読むときにはできるだけ、辞書を引かない環境を作らないと先に進みません。

特に文法に自信がない間は、バイリンガル表記だと意味の取り違えがないので、よりスムーズに洋書に慣れていけると思います。

次に大切なことは、「レベルを上げないこと。むしろ下げること。」

TOEICスコア850点で、子供の本?と思った方もいるかもしれませんが、
英語の4技能のうち、「読む」能力は、「話す」より難しいとされています。

(人にもよりますが)850点の実際のスピーキング力は、「自分のことを話すのに困らない」レベルかな、と思います。
ということは、ネイティブの小学生2・3年生くらいだと考えると、上記のおすすめがちょうど良いのです。

私もレベルを上げては続かず、(誰もが日本語で読むレベルの本を英語でも読みたくなるものです…)
何度も試行錯誤した結果、編み出したものです。

ぜひぜひ、試してみてください!Happy Reading!

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