アメリカ🇺🇸 はじめての海外旅行が一人旅!? / アムトラック編
さて、ここからみなさんの未知の世界『アムトラック』の魅力についてご紹介します!
どんな旅路だったのかもじっくり書いていますのでお楽しみください!
アムトラックって?
みなさんはアムトラックをご存知でしょうか?
Wikipediaさんに聞いてみましょう。笑
ざっくり言うと、『アメリカ横断列車』です。
地図を見てみると意外と全方面に路線が通っていることがわかります。
赤いラインが電車が通ってる線路です。
こう見ると思ってたより通ってるイメージ…。
今回利用してみて、「面白い列車だけどそりゃあ利用人数少ないよね。」と思うところも多々ありました。笑
私たちが乗車したルート
サンタフェ〜カンザスまでの間を乗りました。
価格を今現在で調べてみると…
プライベートルームは610ドル。おそらく12年前はこの半額くらいの値段だったかなと思います。
物価、上がってますねぇ。
時刻表があってないようなもの
ここでひとつ目の落とし穴。
駅で待ってるのに予定時刻になっても列車が来ない。駅員さんに聞いてもいつ来るのかわからない。4時間ほどの遅延で列車が到着しました。
当時はスマホが出始めで、今みたいにアメリカもWi-Fiが張り巡らされてない時代。
しかもわたしはまだガラケーを使っていたのでそもそもスマホをいじって時間を潰すということができませんでした。
ただひたすら待つ。
これがかなりキツかったです😅
急なルート変更
そしてここでふたつ目の落とし穴。
駅員さんから私たちが降りるカンザスに停車しないかもしれないと言われました。
山火事の影響だったようです。ちなみに、遅延の理由も山火事でした。
ここからが大変。
先ほどお伝えした通り、当時はまだスマートフォンが出始めの時期で公共施設のWi-Fiも今のようなどこでも使える状態じゃない。
しかも列車に乗ってしまったら携帯でさえ電波が届かない世界に突入すると…。
ニューメキシコを出発する前に旦那さんに連絡できたものの乗ってしまったら連絡さえつかないかもしれない。そしてカンザスに私たちは無事到着できるのか…。
アムトラックの中に潜入!
アムトラックは寝台列車なので大きく分けて3種類の場所があります。
・みんなが泊まるお部屋のような車両
・レストラン
・リラックスルーム
私たちはお金をちょっと奮発して部屋がフラットベッドになるルームを買いました。
デジタルデトックスの世界
暇。とりあえず暇。
電波がない、景色は一生変わらない乾燥地帯。
やることが本当にないんです。
ただただ乾燥地帯を眺める時間が続きます。
リラックスルームは窓方向に椅子が設置してあり、景色を楽しみながらまったりすることができます。
「この辺りがカウボーイがいた地域なのかな?」と考えたりしながら外を眺めていました。
一番思い出に残っているのが、奥様が日本人という黒人の方が話しかけてくださり、「東日本大震災は大丈夫だった?」と話題をたくさん振ってくれたことです。ちょうど私がアメリカに行った年は2011年の6月だったのでら3ヶ月後。とてもタイムリーな話題でした。日本のニュースでは「海外では日本は放射線で危険と言われている!」みたいなニュースがよく流れていましたが、私たちに話しかけてくださる方たちは心配をしてくださる方ばかりでヘイトをする方はいませんでした。
太陽が沈むまで乗客のみなさんとトランプやUNOをしたことはとても思い出深いです!
ディナーに行こう!
レストランの車両に移動してディナーです。
予約をしていた時間に向かい、少し待ちましたがスムーズに席に座れました。
食事は本当にどれも美味しかった!!
ただ、ちょうど私たちが食事をしている時、牧場のエリアで列車が止まってしまい車両の両側は牛さんだらけ。なんとも言えない臭いが充満する中食事をすることになりました。笑
これも今となってはいい思い出です。笑
夜は真っ暗。照明のない世界。
火が沈むと本当に真っ暗。リラックスルームは小さな照明しかなかったので本当に真っ暗な世界を体感していました。
月が太陽のオレンジに照らされて赤く見えてそれを撮りたいのに私が当時持っていた適当なデジカメではブレてうまく撮れない…今見返しても悔しい…
朝目覚めると…
朝、起きて外を見てみたら…緑!畑!!こんなにも緑の世界にテンションが上がるとは思いませんでした!笑
砂漠地帯を見過ぎていたんですね。笑
ここで車掌さんにカンザスに停車するか確認。
「カンザス駅から元々のルートに戻るよ」と!!なんで運がいいんだ!!と思いつつ旦那さんに連絡。
ここまで町になると携帯の電波がたつんです。なので無事お迎えをお願いする連絡ができました!
ついにカンザスに到着!!
なんとか帰ってくることができました!
最後に心配してたくさん話しかけてくれた車掌さんと写真撮影。わたし、疲れ切っておりました。笑
アムトラックの旅を振り返って
感想としては『暇』それに尽きます。笑
ただ、いろんな国籍・年齢の方達とおしゃべりをしてゲームをしてただ外を眺める。
今思えばリラックスした最高の時間だったなと思います。
アメリカは飛行機と車社会。そんな中で今も細々と運行を続けている横断列車『アムトラック』普通の旅行だったら絶対に乗ることはない列車の旅。
とてつもなくインパクトのある最高の経験でした!!
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