自転車に乗るように
昨日の朝、6時ころ。
起きてきた息子(年長、6歳)が唐突に
「自転車のコマを外す」と言った。
お世辞にも運動神経が良いとは言えない彼、
背も小さいのでこれまで補助輪付き自転車のお世話になっていた。
それが突然のコマなし宣言である。
方法をネットで調べ、小さな補助輪を何とか外す。
家の駐車場の直線部分で早速練習を重ねる。
最初はフラフラとしておぼつかず、家の前をスイスイと自転車で走る女子高生に「じょうずにのれてズルいんだけど!」と文句を言う始末。
「一番最初はグッと力強くこいで、そのあとは顔を上げて前を向いて!」
と、進行方向を向いていればあとは身体がついてくると繰り返し伝える。
「前を見て前を!進みたい方向を見ないとそっちに向いていかないよ!」
「前、前、前!前だけ見て!」
あれ?
これって人生と同じ?
人生の歩み方にも似た自転車操縦のコツのおかげか、
補助輪外したての息子は30分でコマなしに乗れるようになった。
前、前、前。前だけ向いて。