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検索エンジンに期待するのをやめた

日本語圏だけでもこの5年近くでinfoseek iswebにJUGEM、Yahoo!ジオシティーズにこれまたYahoo!ブログと無料のブログや個人Webサイトが次々とサービスを終了し、有益な情報がネットから消滅していっているが、ウェブリブログもとな(2023年1月廃止予定とのこと)。このままではアフィカスにより成り立っているLivedoorブログや成人向け動画で収入を確保しているFC2の各種サービスも、各種無料サービスの廃止は他人事ではなくなりそうだ。
そして日本語版の各検索エンジンの検索結果には、SEO対策を入念に行いWordPressで作成した、出所不明のソースやそれこそデマばかりで書き連ねたキュレーションメディア、バイラルメディア、トレンドブログ、自称「法人」なるものによるオウンドメディア(もどき)、もしくはそれこそ何物にも分類できないようなWebメディア(この呼称自体従来のWebサイトやブログの域にも満たないWeb上のデブリであることを示唆している)、ないしは日本国外ドメインのサイトをジャックして作られたフィッシング目的の改竄ページばかりが引っかかるようになった。そして前者を「リライト」すなわちパクリ以下のコピペ改変して、さらに低俗なコンテンツが増殖していく。メディア、メディア、メディア…もはやそこにあるのは、作者が端金を稼ぐだけの媒体(メディア)と化したコンテンツのみである。

上記別の拙稿でも述べたように、昨今のSNSでの「つながりっぱなし」には不快感を強く覚え、目の疲れも悪化してきたためにオフラインの読書が楽しいと思えるようになった今日この頃。もはやインターネット(特に検索エンジンやSNS)に性善説も正しい情報も期待するのはやめている。「わからないことがあればネットで検索」という時代は自分の中では終わりを告げたようだ。そういえば日本では数年前までオフラインでも看板からテレビCMまで、あらゆる広告に企業名や商品名などの文字列が入力された検索ボックスとマウスのカーソルが描かれていたが、あれがなくなったのはいつからだろうか。
今では精々インターネットの使用なんて、既存の大手マスメディアの出すニュース記事を朝見出しだけ見るか、自分の生活に関与するメールだのチャットだのを見て返信するのみにとどめている。まぁ、10-20年前のスマートフォンがなかった時代にはそれが正しいインターネットの使い方だったのだろうけど。

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