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ヘビにありがとうを伝える100の方法

今日の帰り道、久しぶりにヘビを見ました。
辺り一帯は、会社や飲食店、ライブハウス、美容院、アスファルトの道路とコインパーキングに囲まれたところで、こんな所にヘビが、それもまるまるとした大きなヘビがいることに私のささやかな脳みそが対処しきれず、立ち止まってしばらく見つめてしまいました。
ヘビのほうもヘビのほうで、
しばらく人間(私めですね)の存在に気づかないで、
ある会社の前の玄関マットの前で気持ちよさそうに(?)うねうねしていました。
数十秒後、お互いにはっ!と我にかえり、どちらもアタフタして
挨拶もそこそこに別れてきました。

短い春から長い夏を渡ってきたなかで、
いろんな事をああでもないこうでもないと考えつづけ、
ぐんにゃり悩んで、
長いあいだ、抱え続けてきた問題をこねくり回している合間に
なんとか文學界新人賞への応募作品を書き上げて応募を済ませたら
ヘビの抜け殻みたいになっていました。
もうカッサカサですよ。なにも考えたくない気分。
肌は荒れるわ、髪は広がるわ、白髪も増えるわ、で
いつも行っている美容クリニックの先生に
「なんとかしてくだされ!」と診てもらって、
レチノールを処方してもらいました。

今日、ヘビを見かけて、「ああ、noteで書こう」と
思いました。
ものを書く気になったのは、太った優しい蛇のおかげだ。
驚かせてしまって悪いことをした、とさっさとその場を
離れてしまったので、ヘビがその後どこに行ったのか、
あるいは帰っていったのか、わからずじまいなんですよね。

今度遭遇することがあったら何かお礼でも、と
考えてみたけれど
見て見ぬふりをしようと思います。

ここまで読んでくださった方に心からの感謝を捧げます。
ありがとうございました。
それではまた。
ヘビの年齢ってあるんですかね?

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