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結婚を勧めてくる親戚に言いたかったこと

結婚して既に10年以上経過しているのだが、20代後半の頃は親戚が集まると「結婚まだなの?いい人いないの?」と主におばさんたちに言われまくっていたものである。(おじさんたちはあまり言わなかった)

振り返ってみると特に正面切って反論した記憶もないのだが、一度「だったらいい人紹介してよ~。なんなら見合いセッティングしてよ~」と冗談めかして言ったらその後はぴたりと止まったような気がする。やはり何かを提案するなら具体的なプレゼンをお願いしたいものだ。

ここからが謎なのだが、その後私が結婚することになったときに、結婚はまだかまだかとあれだけせっついていた伯母が「あんた結婚なんてね、女が苦労するばっかりよ」と言ったのだ。どういうことだよ。

まあわからなくもない。親世代(いま70代後半くらい)はまだまだ夫唱婦随といった風潮が強く、妻が言いたいことも言えずにぐっと我慢してきた面もあるのだろう。別の叔母も姑との折り合いが悪く、本当に辛かったそうだ。

しかし「結婚しないの?」と言うなら、こちらが結婚したくなるような楽しい話をしてくれよ……!と今でも思う。宗教勧誘だってもっとメリット語るじゃないか。「結婚ってこんなにいいものだよ!」って言ってくれれば「そうなの?」と自然に思えたのかもしれないのに。

結婚したあとにはお決まりの「子どもはまだ?」攻勢もあるにはあったような気もするが、こちらに関しては昔のようにずけずけ聞くのは良くない、といった風潮がだいぶ進んできたので、そう嫌な思いをした記憶はない。
どちらかというと母が「パート先でも同窓会でもみんな孫の話ばっかりでね~」と言うのがきつかった。まったく意味のない「ごめん」という気持ちと「どないせぇいうねん」という気持ちの半々くらいだったが。

親戚というのはなかなかに心をえぐるようなことを言ってくるし、私はいまだにそれを引きずっていて、許せていないこともそれなりにある。
それは今度書いて、浄化させたいと思っている。

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