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自分なりのアイデアを発想するー自分への質問力

自分だけの考えを持ちたい。人と違う発想ができるようになりたいという人は多いと思います。

学校教育でも自分の意見を持ちましょうと教えます。でも、学校教育、企業教育が知らずしらずのうちに、自分なりの考えを持つ邪魔をしているかもしれません。

学校では、問題が与えられ、その答えを考えます。正解は基本的には1つです。いくら難しい問題にウンウン唸って深く思考して、やっと解けたと思っても、同じ回答をする人がたくさんいます。これはこれで大切な問題解決能力を育んでいます。

でも、これを突き詰めていけば、自分なりの発想や創造性を発揮できるようになるのでしょうか?

自分の考えを持つには、答えを導くのではなく、問題を自分で作ることが必要なのではないでしょうか。

問題は無限通りにあります。もっと身近に言えば、問いを自分自身に投げかけることが、自分の考えを持つことに繋がります。問いは好奇心から生まれます。問いは個性から生まれます。あれ、いつもと違う雲がある、あれはなんだ?なぜだ?と自然現象に興味を持つ人。○○君って、なんであんな考え方するの?どんな環境で育ったの?と人間に興味を持つ人。

あるニュースに対しても、気になるポイントって違うと思います。自分だけの問いを投げかけること、そうしたら、今まで培ってきた答える力を使って、私だけあなただけのアイデアが生まれやすくなると思います。学校教育、企業教育で育んで問題解決のマインドセットから、自ら問題想起のマインドセットへと変えて行く必要があるのではないでしょうか。

フィンランドの学校教育は、答えのない問題ばかりだそうです。参考書やテキストは使い放題。でも、どんだけ読んでも答えがない。そんな学習を小学校からやっている。日本では答えがある問題を、解き方までおしえて、暗記させる。この差が大人になってから、自分のやりたいことが分からない、自分の意見を出せ、クリエイティブにといわれても尻込みしてしまう、といった状態に繋がっている気がします。

写真ー虫展「デザインのお手本」での展示作品

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くにちゃん
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